普遍的な存在 [時計]
結局、こいつの利用頻度が一番高い。
精度、堅牢性、視認性。これ程までに高いレベルで、これらを全て融合
している腕時計はちょっと他に無いだろう。
ROLEX GMTマスター2(Ref.16710)
ROLEXはもう一本、DATE JUSTの白文字盤ローマ数字(Ref.16234)を
所有している。他にはZENITHレインボークロノグラフ、Jaeger-LeCoultre
レベルソグランドデイト、JACQUES ETOILE世界200本限定のVenus175
等が主な普段使いの腕時計だが、Jaeger-LeCoultreは防水性に難がある
ため、当日の天気予報で降水確率が高い日は使わないようにしている。
ZENITHレインボークロノグラフは、私が腕時計に惹かれるきっかけと
なった1本で、当時は"クロノグラフ"とは、使い方はもとより、どんな
時計なのかも知らなかった。
今やZENITHはすっかり高額tな宝飾時計となってしまったが、私の
レインボーはZENITHがまだ硬派なスポーツウオッチを得意としていた、
ある意味ZENITHが最もZENITHらしかった時代、最後のスポーツモデルと
言えるだろう。
Jaeger-LeCoultreレベルソ・グランドデイトは、その上品さにおいて、
このクラスでは他に並ぶ時計は無いと思っている。スクエアのケースに、
一部の隙も無く並んだハンド類。セコンドダイアルとパワーリザーブの
配置も絶妙である。惜しむらくは、所有者がこの時計の上品さに負けて
いるところか(苦笑)。
手巻きではあるが、ダブルバレルを採用した8日間ものロング
リザーブは、想像以上に使い勝手が良い。
ROLEXは決して高級時計ではない、非常に高価な超実用時計
であるところが、その本質である。堅牢なケースに収められた、
洗練された設計のムーブメント。飽きのこない普遍的なデザイン、
そして機械式としては最高ランクの精度。それこそがROLEXの
本質であり、存在理由の根幹なのである。
ROLEXに限った話しではないが、どのようなブランドでも
お金を出して"ステータスを買う"のは個人の自由だ。がしかし、
その根底にある本質を理解しなけば、決して真実は見えてこない。
今はオーバーホールに出している私のGMTマスター。日本ROLEX
から戻ってくるのは5月頭になるだろう。
スーツでもTシャツでも、無理なく私の左手首に納まってくれる
GMTマスター。戻ってくれば、またごく一般的な実用品としての
腕時計として、当然の様に"現在時刻を知らせる"という時計本来の
役目を、私の為に淡々とこなしてくれる事だろう。
2009-03-15 00:20
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