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初めてのJames Bullough Lansing SOUND! [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 予想通り、クリスマスにさいたまスーパーアリーナへ行かれない
事が確定したので、せめて自宅で迫力ある音で楽しもうと思い、
DENONのシアターバースピーカー、DHT-S313を購入したのだが、
それと同時にiPad用Bluetoothスピーカーの購入を思い立った次第
である。
  
 実は前々から気になっていたWirelessスピーカー、JAMBOXを買う
つもりでいたのだが、ショップでiPhoneを何種類かのスピーカーに
ペアリングさせ試した結果、結局このBluetoothスピーカーを購入した。

jblflip.JPG
JBL Bluetoothスピーカー JBLFLIP(White)

jblflip_2.JPG
白を選ぶ人は少ないであろう事からこっちにした。


 確かにJAMBOXはあのサイズであれだけ迫力のある音を出し、
デザインも秀逸で素晴らしく魅力的な商品である。しかし、私として
音が少し嘘くさいと言うか、余りにも作り物的な印象で、電子的な
加工が過剰に感じられたのだ。例えばBOSEはどの様な音でも
"箱の中で"鳴らすと言うか加工するというか、物理的な効果で最終的
にBOSEの音をユニットから出している感じであるが、このJAMBOX
は電子的に"JAMBOXの音"を作っていると言えば、その雰囲気を
分かってもらえるだろうか(最もそれでJAMBOXを否定するつもり
は決して無いが)。兎に角、JAMBOXは低音の迫力や音圧感を前面
に出し、その他の音は電子的に全て纏め、強制的にスピーカーから
放射している印象である。言い換えればクラブ系サウンドやDJには
打って付けかもしれない。
 
 JBLFIPはJAMBOXの次に試したのだが、まず音の分離感と言うか、
各楽器の音を正確に聞き取れる点がJAMBOXより優れ、自然なダイナ
ミズムがハッキリしていて、フロアスピーカーに近い音質である。
純粋にこのサイズのスピーカーとして見た場合でも、この音質はかなり
クオリティが高いと言える。
 何より決定的だったのは、出力が5W+5Wなので(JAMBOXは2W+2W)、
プレイヤーの音量を抑えたまま、私が望む音量を出せる事である。

JBLFLIPの長所はと言うと、、、
・自然な出音感(JAMBOXよりもフロアスピーカー的)。
・縦置き可能(実は以外と便利である)。
・リスニングポイントが広い(JAMBOXもそれほど狭い訳ではないが)。
・さりげないデザイン(インテリア的に置く場所を選ばない)。
・高出力(5W+5W)。

そしてJAMBOXの長所は、、、
・充電時の再生時間が10時間(JBLFLIPは5時間)。
・コンパクトで軽量(JBLFLIPより30g程度軽く各辺が1~2cm小さい)
・ダイナミックな低音(聞き手により低音過多と感じる?)
・デザインが秀逸(しかしインテリア的に置く場所選ぶ)
・USB充電可能(JBLFLIPは電源アダプターのみ)


 ちなみにどちらもスピーカーフォンとして使える。音場感について
はJAMBOXもJBLFLIPもステレオ感は殆ど無いが、このサイズでは
致し方ない事であろう。それでもリスニングポイントはJBLFLIPの方
が広く、ステレオ感も若干だが勝っているように思う。その他として
どちらもキャリングポーチが付属する。


 価格的にJBLFLIPの方が安いのはちょっとした驚きで、私個人と
してこのサイズのBluetoothスピーカーなら、JAMBOXよりJBLFLIPの
方が色々なジャンルに適しているのでお勧めである。正直、今回の
買い物は当たりであったと言う事に何の躊躇いも無いJBLFLIPである。
現時点では若干音に硬さを感じるが、エージングが進めばこなれて
くる性質のものであろう。


 さて、エージングにより音が丸くなっていくのが楽しみな今日
この頃である。


SENNHEISERがBOSEに!? [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 前回のBlogにて少し触れたイヤーピース、complyを購入して
みた。購入したのはtx400である。

comlytx400.JPG

 多くの人がレビューしているのでそうなるだろうとは思っていたの
だが、やはり高音の出がまるで無くなり低音が強くなったその様は、
まるでアンプでイコライジングしたBOSEの様で、正直に言えば
SENNHEISERらしい透明感がまるで消えているとも言えるのだが、
それでもどこかSENNHEISERらしい正確な音粒は感じられるのが
興味深い。何と言うか、反射音を消したような雰囲気とでも言えば
よいだろうか、レンジの広いスピーカーを無響室の中で鳴らすと
こんな感じになるのではなかろうか。

 付け心地の方は個人的に悪くないと思う。材質は低反発ウレタン
なので、装着前に指で小さく潰した後に耳道に入れると、やがて
ジンワリと復元する際に隙間無くフィットするのである。その遮音性
はかなり高く、道を歩きながらの使用は危険ですらある。
 1つ興味深いのだが、BOSEのノイズキャンセリングの方が遮音性
そのものは"高く感じる"事である。comlyはあらゆる音域を遮断して
くれるのだが、言い換えれば全ての音が"そこそこ"聞こえる"のである。
それに比べると、BOSEは一部の周波数以外は強烈に消してしまうため、
静粛感はBOSEの方が上に感じてしまうのだ。これは物理的に耳栓で
あるcomlyと、電気的に位相周波数を発生させるノイズキャンセリング
という電気的技術の違いであろう。

 取り付けは純正品を外して取り付けるだけなのだが、取り付けが
かなり硬いのは参った。complyの内径は非公開なのか、メーカー
はじめ、どのサイトにの記載が無かった。IE80に対応する型番は
tx400で間違い無いのだが、どうもこの型番による違いはピース
その物の大きさ(主に長さ)にあるようで、耳道の個人差を考えれば、
tx500でも装着に問題は無いであろうし、他の型番でも自分に合う
型番ならむしろその方がBetterかもしれない。

 説明書には3ヶ月毎の交換を推奨しているが、私の場合も確かに
粘着性が落ちてきているようで、乾燥が続くとピースが割れて(切れ
て)くるのが早いようだ。


 さて、complyのイヤーピース。とりあえずこのピースがダメになったら
一先ず純正に戻すつもりでいるが、購入したのが5ピースのセットなので、
もう一度装着するか否かはその時点で考えようと思っている次第である。

Premium Listening Pleasure [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 そう、私にとってそれはSENNHEISERのヘッドホン。


 そう言えば、10年以上使い続けたDocomoからauに乗り換え、数ヶ月
前からiPhone4Sにした事をBlogに記していなかった。
 理由は色々とあるのだが、キャリアを変えるつもりも無い中、急にauと
なり、それならばとiPhone4Sとなった次第で、実はきっかけから実際の
購入手続き開始まで、何と15分という唐突さである。今ではiPodも引退し、
通勤時のプレイヤーはiPhoneになっている。しかし話しには聞いていたが、
バッテリーの消耗が早いのは想像以上である。これでも色々と余分な
ソフトの勝手(?)な動きを止めているのだが、PCのUSBから急速充電
できるコネクタを早々に購入しなければならないかもしれない。テザリング
に関しては今年のゴールデンウイークにイーモバをLTEにしたばかりなの
で当面iPhoneを利用する必要はないが、私の通信環境とiPhoneのバッテリー
消耗率を考えれば、Wi-Fiは別にイーモバを持っている方がBetterだと
思っている(ソフトバンクになってしまったのは何だか不思議な気がしない
でもないが)。



 さて、前回のBlogでSENNHEISERは憧れのメーカーであると述べたが、
これは今を遡る事20年近く前の事である(調べたところ正確には1995年
の事であるようだ)。
 恥ずかしい話しではあるが、当時の私は定期的な収入が無い身の上
であった。その頃愛用していたプレイヤーのイヤホンが壊れてしまい。
秋葉原へ買いに出たのだが、音質では無く価格で選ばざるを得なかった
のはご理解いただけるだろう。折角秋葉原まで来たので、ショップを色々
と巡り、イヤホンだけでなく数万円の高級ヘッドホンなどを試聴してみた
のだ。SONYの高級機やAKG等の音は、それは素晴らしいもので
あったが、その中でもひときわ素直で透き通った音を聴かせ、かけ心地
も柔らかく、一日中でもこれで聴いていたいと思わせるヘッドホンがあった。
それがSENNHEISERのHD600だったのだ。

 それ以来、SENNHEISERは私の中で無意味に神格化(笑)され、車に例え
るならフェラーリと言うか、つまり経済力があっても手を出してはいけない
領域の存在と言うか(いや、フェラーリ買える経済力なんて全くありません
ケド)、とにかく私にとってSENNHEISERとはそういうメーカーなのであり、
今になってSENNHEISERを、それもイヤホンのフラッグシップであるIE80
を入手した私の気持ちを察して頂きたい。
 ここでちょっと現実に戻るが、IE80はQC3に比べ、どうも通勤時の利用
に適していないかもしれない。つまりそれだけノイズキャンセリングとは
街中等の雑音が多い中で、非常に有効な機能なのである。IE80はなまじ
高音質であるがため、電車の中や雑踏の中では、その音質を楽しめない
という事実は、私にとってかなり意外であり、SENNHEISERの高音質を実感
したと言うか、言い換えればどの様な場所でもIE80の高音質を楽しめない
のが少々残念なのであるが、さらにエージングが進み馴染んできたのか、
ここ最近は明らかに低音の量が増え、なかなか良い感じになってきている。
これは年明け頃には今と全く違う音になっているかもしれない。
 IE80はどちらかと言えば低音寄りのチューニングがされており、低音の
調整機能がある事から、明らかに街中での利用を想定しているように思わ
れるが、このタイプの宿命として耳道の個人差による装着感と安定性、そこ
からくる"聴こえ方"の違いという問題もあり、多くのIE80ユーザーは種々の
イヤーピースを試し、自分にとってのジャストフィットを探し求めている。
今のところ私は付属の軟質ウレタン(M)が一番フィットするが、これも折を
見て色々試してみたいと思っており、世間では米軍のヘリパイロットが
愛用しているcomplyのイヤーピースが人気があるようだが、どうもスペック
重視であるがため、コンシューマ的利用においては耐久性に難があるらしく、
1ヵ月~3ヵ月程度での交換が必要なようだ。つまりその都度新しいピース
に交換しなければならず、このイヤーピースがもたらす音にそれだけの
価値を見出すか否か、これは個人の考え方であろう。



 さて、IE80を購入し、そのSENNHEISERサウンドの素晴らしさを再認識
したところで当時の憧れであったHD600が欲しくなってしまい、ちょっと
調べたところ、今はHD650というモデルになり、しかもその上にHD700
(実売平均87,000円)とHD800(実売平均160,000円)というモデルが存在
する事を知った。ちなみにHD650はショップによって随分と価格に開き
があるのは不穏である。並行品でも出所によっては偽物である事があり、
事実IE80もネットショップで"並行品"と称して安く出ている品はまず偽物で
ある(細かい造り等を検証しているサイトもある)。やはり正規品を扱う
ショップで買うのが良いだろうが、今は日本法人が存在するのもちょっと
驚いた(当時はゼネラル通商が代理店だったが、去年の8月に倒産した
事を知った)。

 

 SENNHEISER。それは私にとって至福の音。贅沢といわれようが
ささやかと言われようが、この様な品は結局自己満足に帰結するの
かもしれない。


良音 [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 愛用のBOSEノイズキャンセリングヘッドホン、QuietComfort3で
あるが、フト気づいてみるともう5年近くも私の通勤時間を潤して
いるのである。世間では壊れやすいと言われてるが、私のQC3
はイヤーパッドのストッパーが折れたり、ケーブルのプレイヤー側
付け根が断線しかけた以外、基本的にクリティカルなトラブルも
無く鳴り続けている(パッドもケーブルも別途購入可能である)。
 決してQC3に不満を感じた訳ではないが、5年という月日を認識
した途端、そろそろ休ませても良いというか、前線(?)から退いて
屋内専用にしようかと思ったのと、iPhone(4S)で音楽を聴いてる
時に電話に出る際の利便性から、やはり小型のインナーイヤーが
良いかなぁと思ったのがきっかけである。

 最近はバランスド・アーマチュアが評判の昨今であるが、Sonyの
XBAシリーズが、10月上旬のNewモデル発売を控え現行モデルの
お買い得感がかなり高くなっているため、このXBAシリーズを基準
に新しいヘッドホン(イヤホン)をWEBや仕事帰りに時間があれば
ショップで試聴や物色する事およそ2週間。結局このイヤホンを
購入した。

senie80.JPG
SENNHEISER IE80
かなりの予算オーバーだが、SENNHEISERは憧れのメーカーで
あったので、思い切って購入してしまった。


 購入直後はショップの試聴機と随分違い、音が硬くて高音が
シャラシャラしており、低音もそれ程出ていない事に驚いた。
ショップの試聴機がどの程度の時間鳴っているのか分からないが、
色々とWEBを巡ってみると、IE80はおおよそ40~50時間のエージング
でこなれてくるようなので、使わない時もiPodで鳴らしっぱなしにして
おいた。

 さて、こなれてきた所でこのIE80、BOSEのQC3に比べて随分と
華やかと言うか、各音がキラキラと前に出るような鳴り方をする。
もっともQC3が中音域に癖があるというか、ちょっとこもり気味な
味付けがしてあるせいでそう感じているのかもしれない。兎に角、
高音は細かい音までしっかりと耳に届けてくれるし、低音は例えば
バスドラの音などQC3は"ドン・ドン"だったのが、IE80は"ドッ・ドッ"
という感じで、ベースの音も実にきっちりそのメロディラインを聴く
事が出来る。このような音粒の正確さというか、音の届け方がQC3
に比して随分とタイトでひきしまっている。最もQC3は5年間、土日は
使わなかったのでおおよそ1000時間程度稼動させているため、音質
も随分と変化してはいるだろうが。
 その他に付属品として、低音調整用のドライバーとクリーナー、
形と材質の異なるイヤーピースがS/M/Lの3サイズ(モールド型は
S/Lのみ)、ケーブルクリップ、見た目が金属調のプラ製ケースに
イヤーハンガーが同梱されている
 それにしてもIE80、この大きさのイヤホンタイプでありながら、
まるで普通のヘッドホンの様な音を聴かせてくれるだけでなく、
しかもそのクオリティがとても高いのだから全く恐れ入る。多く
の人が絶賛するのも頷けるというものである。ドライバの大きさ
は非公開であるようだが、本体の大きさからすれば大きくて13mm
程度だと思われる。


 このIE80の下にIE60というモデルがあるのだが、これがまたとても
素晴らしい音を聴かせてくれる。勿論IE80に比べれば若干鳴り方が
軽く、低音量の調整も不可能ではあるが、IE80の実売平均価格が
33,000円であるため、IE60の実売平均価格17,000円というのは驚く
べきコストパフォーマンスと言えるだろう。確かにIE60はIE80のよう
にケーブルが取り外し出来ないため、断線時の修理は心配であるが、
それにしても17,000円であれだけクオリティの高い音が手に入るなら、
高いどころかとても安い買い物であり、もし一定以上のサウンド
クオリティを求めてこの価格帯のイヤホンを探しているなら、是非
1度ショップでIE60を試聴すべきであると思うし、実際に商品という
意味においては、IE80よりも優れているのではと思う(が、製品と
してはやはりIE80の方が上であるのもまた事実である)。



 SENNHEISER IE80。確かにイヤホンとしてはとても高額な
部類であり、ピュアクオリティな製品を除けば、恐らく最高級機
にカテゴライズされる品だろう。
 しかし、IE80はそれだけの音と充実感を与えてくれるのは
間違い無い事実だ。音楽鑑賞を趣味としながら、プレイヤー
付属のデバイスしか使った事が無い人たちは、是非とも1度
この音を聴いて欲しい。聴き慣れたはずの曲から新たな感動
を得て、きっと音楽を聴くという行為がもっと楽しく、好きになる
だろう。


アップデートして、、、 [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 お気に入りのDownLoadツールが動かなくなった。FireFoxと連動
しとても使いやすくてお気に入りだったのだが、コレが突然動かなく
なった。DownLoadしようとしても、Windowが一瞬表示されるとすぐ
に消えてしまい、全く動作しない。最近JAVAをUpdateしたのが原因
のようである。これはツールがUpdateするまでこのままであるだろう。
全く困ったものである。
 


 それはそうと、この前突然Netに繋がらなくなった。その時は
環境をロールバックして繋がるようになったのだが、翌日また
繋がらなくなった。その時もロールバックで対応した。さらにその
翌日も繋がらなかった。GateWayへのPingはNGだが、iPadは
繋がるので、これはOSに問題がある可能性が高いと思い、最近
installしたSoftの事を考えつつ、懲りずにまたロールバックで対応
したところ、Virus対策ソフトのメーカーから不具合に関するメール
が届いていた。メールの内容を確認し、セーフモードで起動し何とか
復旧したのだが、この不具合は大いに問題があると思う。

 今の時代、1台しかPCを持っていない、もしくは1台しかネットに
繋げておらず、環境のロールバックやセーフモードを知らないよう
なコンシューマユーザーは少なくないだろう。
 今回の様なトラブルは、このようなコンシューマユーザーにとって
深刻である。原因をネットで調べようにも、ネットに繋がらないの
ではどうしようもないではないか。勿論携帯もあるだろうが、Virus
ソフトを登録する際、PC用のソフトに関するお知らせを携帯アドレス
で登録しない事も十分考えられる。携帯でメーカーのサイトを調べ、
原因を知り復旧するまで、コンシューマユーザーにはかなり厳しい
だろう。そもそもネットに繋がらない事象に直面し、調査すべき
部分を理解し、その上で原因の切り分けを求めるのは酷である。

 このメーカー、以前にもUpdate後にPCが起動しなくなるという
トラブルを起こした事があったが、Virus定義ファイル配信前の
検証体制をもっと厳密に行って欲しいものである(そもそもネット
に繋がらないので絶対安心ですってか?(笑)。

モバイルカルチャーの熟成 [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 以前、私のモバイル環境にちょっと触れた事があるが、このGW中に
その環境が大きく様変わりした。

 これまでのモバイルPCは、上記の通り未だにVAIO Type Pを使って
いたのだが、流石にこのCPU上でVistaを使う事の精神的負担が大きく
なっていたので、通信端末の機種変更に伴い、ついに"かのDevice"を
購入した次第である。


ipad.JPG
イーモバイルPocketWI-FI GL01PとiPad2012(64Gホワイト)
私にとって、iPodを除けば4台目のApple製ハードである。
因みにType P自体は今でもベストなモバイルPCだと思っているので、
こちらは追々Windows7にアップグレードするつもりである。
それにしても、我ながら随分と思い切った環境更新である(笑)。

 
 特にLTEだからと言う訳ではなく、今まで使っていた端末D12HWから
無料でWi-Fiルータに機種変更できるからそうしたまでで、とりたてて
高速なモバイル機器に興味があった訳では無いが、実際に使い始め
てみると、今までとは比べるべくも無い程に快適であったので、思わず
今まで踏み切れなかったiPadに手を出してしまった。
 
 それにしてもiPad、今更ながらコレはかなりイケてるデジタルGearで
あると思う。私自身タブレットは初めてであるが、改めてTypePのような
純粋PCとは全く違う方向性を持った情報機器である事を実感する。この
ような商品はAppleならではと言うか、今まで多くの人が望みながら、その
ヒューマンインターフェイスも含め、今一歩で形にできなかった事象を見事
に具現化したアイテムであると言える。
 ハードウェアとしては、個人的にこの解像度で各辺があと3cmほど
小さく、さらに本体もあと200gほど軽量なら、現時点では文句無く100点
と言えるだろう(私として厚みは十分合格である)。評判のA5Xが映し出す
Retinaディスプレイは美しく、眺めているだけでも飽きない。ついケースも
PUROのレザーケースを奢ってしまった。このケース、フラップの開閉が
スリープのON/OFFに対応しており、コレがなかなか便利で気が利いて
いる。

 

 iPad。やはりiPhoneの可搬性にはある意味負けてしまうが、以前に
このblogで述べたように、ディスプレイの物理的大きさとその解像度の
バランスは、情報端末にとって未だ決定的な"解"が出ていない部分で
あると思っている。現時点において、スマートフォンはあくまでスマート
フォンであり、タブレットはタブレットである。そしてこの春からはウルトラ
ブックなるジャンルの製品も揃いつつあるが、このウルトラブックという
カテゴリーを、各メーカーがどのように市場へアピールするかは、intelの
注力も含め今後注目したいと思っている。



 TypePの購入から3年。未だモバイルカルチャーの折り返し点は
見えていない。




*GL01PとiPad、TypePを含めWireless機器を色々とセットアップして
 いたのだが、このGL01P。最後にトンデモない事実が発覚した。なんと
 このGL01Pでは、会社へVPN接続が不可である事が判明。少しネットで
 調べてみると、接続が出来ない理由も含め、GL01Pユーザーの間では、
 かなり大きな問題点として取り上げられている事が分かった。GL01Pの
 Web-UIにアクセスしてみると、将来的に対応しそうな設定が用意されて
 はいるのだが、料金体系は別になる可能性もある。確認しなかった自分
 も悪いが、変更時に一切説明が無かった事も少し納得しかねる部分がある。
 私にとってVPN不可というのは、実際問題としてかなり大きい。全くもって
 この点はヤレヤレといった感じである。。。

広い視野で安全ゲット(プリウス) [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 プリウス乗りにとって、車体の見切りと後方視界の悪さは如何ともし難い
問題である。車体感覚は慣れもあるが、周辺の視界確保はやはり何とか
せねばと、常々思っていた。


autbahn_1.JPG
AUTBAHN 広角ドレスアップサイドミラー プリウスZVW30系用(シルバー)


 つまりこれ、バックミラーの視界を広げる事で、少しでも死角を無くそう
という訳である。この製品は車種ごとに専用の設計となっているため、
箱から出して両面テープでくっつけるだけと言うお手軽さだ。しかもこの
テープが3M製ですこぶる強力、一度貼り付けたら最後、まず貼り直しは
不可能である。私が購入したのはオーソドックスなシルバーであるが、
他にもブルーやピンクが用意されている。
 箱の中はミラー左右分と両面テープ、説明書にミラーを取り付ける時
に利用する吸盤が2つである。ミラーの裏面に両面テープを貼り、ミラー
の形に合わせて両面テープをカット。一度現物合わせで確認し、中央部
に隙間があるようなら、もう1組入っている小さな両面テープを適当な
大きさに切り、そこにあてがい貼り付ける。作業は全部で30分もかから
なかった。ちなみにこの様な製品を購入するのは初めてである。

 さてこのミラー、実際にどうかと言うと、その効果は想像以上である。
純正のミラーは1400Rなのだが、このアウトバーンは1000Rとなって
いる。左右だけでなく、どうやら上下のRも純正よりあるらしく、納車早々
に取り付けたルームミラーと合わせると、後方視界は純正環境よりかなり
広くなり、曲面率による不自然さも気になる事は無く、10分も走っている
うちにすっかり慣れてしまった。

 後付けミラーとしては少々高価かもしれないが、物としての信頼性と
その能力を考えれば、結果的に高い買い物では無いというのが素直
な感想である。

autbahn_2.JPG
ちなみに親水加工Ver.であるが、まだ雨の日に走った事が無いので、
その効果の程は分からない。

 アウトバーンミラー。プリウス乗りにはそこそこお勧めのアイテムだ。
なかなかに侮れない品である。



*ちなみにこの品、前期型30系用である。先ごろマイナーチェンジした
 後期型30系のミラーが、前期型と全く同じ形状であるのか分からない
 ため、後期型オーナーの方はそのあたり調査が必要である事だけは
 ご注意願いたい(アルファプログレスに直接メール等で質問するのが
 良いだろう)。


エコカーなのに・・・ [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 なぜこんな物を取り付けるのか?と言われそうであるが、どうして
ナカナカにコイツは優れた製品なので、前回の予告どおりこれらに
関して紹介する事にする。

gana.JPG
ガナドールマフラー PAE-031ST
ブルーのグラデーションがイカしたチタンテールである。
ちなみに下はノーマルマフラーのphoto。
maf.JPG

 プリウスはリアビューが少々寂しいのだが、ちらりとブルーが入った
2本出しマフラーは純正エアロと相まって、見る者に随分と精悍な印象
を与える。勿論車検も問題無いどころか、なんとこのマフラー、トヨタ
ディーラーの正規取り扱い品なのである(一部ディーラーを除く)。


 このガナドールPAE-031STというマフラー、マツ・ショウのスポーツ
マフラーブランドで、P.B.Sというメカニズムを搭載している。
 P.B.S(PoweBoostSystem)とは、パイプからサイレンサーへのエア
フローを整え、さらにテール内部に排気を整流するフィンを設ける事で
排気効率を上げ、出力のみならずナンと燃費すら向上させるという
メカニズムで、マツショウのテストデータとカタログスペックを信じるならば、
プリウスの場合は馬力で15ps、トルクは4kg、おまけに燃費は9%向上
するという、夢のようなマフラーである。
 実際に取り付けてみると、確かにタウンスピードでのトルク感が太く
なっており、特にパワーモードでの出足でそれを感じる。更にサウンド
はエコカーらしからぬ低音を奏で、カタログ上でも7dBほど大きいとなって
いるが、それでも車内では決して五月蝿いと感じる事は無く、元気良く
加速する際にその存在を意識する程度である。
 肝心の燃費の方はと言うと、実は殆ど変化無しであるのだが、納車
されたのがまだ半袖の季節であった事を考えれば、燃費が悪くなり始め
る今の季節になっても変わらないので、実際に燃費は向上していると
言えるだろう。因みに私の燃費だが、納車から現在まで22km/L前後で
ある。

 さらに今回、マフラー交換のついでにこんな物も取り付けてみた。
最近プリウス乗りの間でかなり評判と言うか、もはや定番となって
いるパーツである。

cpm.JPG
CPM製LowerReinforcement
しかしこの製品、加工精度の高さには驚かされる。見えない所に
取り付けるのが勿体無い程だ。

 これは何かというと、床下に取り付けるものである。プリウスの
床下には、マフラー等を通す逆U時型のトンネルがあるのだが(プリ
ウスに限らず、多くの車は似た様な構造を採っている)、そこに渡さ
れている金属製の板、俗にマフラーハンガーと呼ばれるパーツが取り
付けてある。このパーツはその名の通り、マフラーパイプの脱落を
防ぐと同時に、ボディの剛性(しっかり感)を確保すると言う目的が
あるのだが、最初から取り付けてある純正品は薄く、如何にも
頼りなさげな板であるため、これをもっとしっかりしたタイプへと
アップグレードし、乗り心地を向上しようという訳である。
 さて、実際に取り付け後の乗り心地であるが、まず直進安定性が
増し、ステアリングのシッカリ感が向上した。そして短い間隔で継ぎ目
がある都市高速のカーブで、今までは継ぎ目を通過する度にリアが
外側にポンポンと逃げる様な感覚があったのだが、それが全く無く
なった。結果的にお尻の座りが良くなったと言うか、リアサスがしっかり
仕事をするようになった感じである。
 たった1枚の板を交換するだけでこれ程の効果があるとは、流石に
評判だけの事はある。


 今回のガナドールとCPMは、これから取り付けを考えているプリウス
オーナーも多い事だろう。今回の更新が少しでも参考になれば幸いで
ある。


事件な車(その2) [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 というわけで、マイプリウスは先日1ヶ月点検を終えてきた。今回
の点検ではディーラーオプションを1つ追加装備したので、その他に
購入したアクセサリーをちょっと紹介しようと思う。


camera.JPG
*マルチビューバックガイドモニター
 注文時には取り付ける気が全く無かったのだが、先日スーパーの
駐車場で気になる場面を見かけたため、今回の点検で取り付けた。
このカメラはマルチビュータイプなので、後方180度視野角の画像
とカメラから真下、バンパー直下を見下ろす画像を同時に映し出す
事ができる。
 知人の車にはこの手の装備があるので、その使い勝手は知って
いたが、実際に取り付けるとやはり便利である(特に距離線)。
 ただこのカメラ、初心者の頃から使ってしまうと、変にカメラ
画像に頼ってしまい、目視での安全確認が疎かになってしまう
可能性があるうえ、これ無しではバックで車庫入れ出来なくな
る事もあるのではないだろうか。
 個人的にこの様な装備は、公共の駐車場(スーパーやコンビニ等)
で目視とミラーだけでバック駐車できるようになってから、死角を補う
ために装着するのがBetterだろう。私自身が使ってみて思うのは、
やはり最初から頼るべき装備ではないといったところである。

*オイル添加剤
 お勧めとの事で入れてもらった。燃費向上等に効果がある。
明細の金額をみるとそこそこ良い添加剤である様だが、肝心
の品番が記載されていないのが残念である。
 ディーラーが取り扱うのだから、一般的な添加剤よりそれなり
にレベルが高い品であろう。実際にエンジン音が若干低音寄り
になっていた。そのうち商品名を確認したいと思う。


cenpad.JPG
*CA産商センターコンソールカバー
 カー用品店にて2980円であった。プリウスのセンターコンソール
は少し低めで硬く、肘が擦れる事による劣化も心配であったので
取り付けてみた。
 このカバー、内部に厚手のクッションが入っており、高さも肘を
置くのにちょうど良くなったが、なんだかこの部分だけ妙に高級
感が出てしまったようで、少しアンバランスな感じである(笑)。


hasepro.JPG
*ハセプロ ステアリングオーナメント(ファイバー調)
 まだ取り付けていないが、ちょっとした飾りと言うか、アクセント
である。センターコンソールカバーと同じショップで一緒に購入した。
 実は私のラッキーカラーは赤と黄色であるため、室内に赤い何か
が欲しいと思い買った次第なのだが、ちょっと色的にアクアの室内
では浮いてしまいそうな感じなので、未だ取り付けずにいる有様だ。
 他に赤いパーツとして、ディーラーオプションのTRDスタートボタン
を考えたのだが、こちらは機能的に標準品と何も違いが無い上に、
14,800円というその価格にちょっと"?"を感じたので、結局取り付け
は見送った(これは今後も装着しない可能性が高い)。


 今後はお約束のガナドールと若干のローダウン、更にささやかな
ボディの補強を予定しているが、ボディ補強に関しては各種バーや
ブレース等にするか、さもなくば思い切って流行のボディダンパーに
するかで、チューンUPの順番も含め今後の予算編成が変わってくる
ため、それらに関しても追って紹介していきたいと思う。


mypri2.JPG



事件な車(ZVW30プリウス) [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 と言ったのは、モータジャーナリストの熊倉重春氏である。

 3代目トヨタプリウス。2009年の発表時、その騒動は自動車雑誌
に限らず新聞等の一般マスコミでも多く取り上げられた。これは
正に"大事件な車"であると言えよう。

YouTube 熊倉重春:トヨタ・プリウス(FF/CVT)動画試乗記(前編)
YouTube 熊倉重春:トヨタ・プリウス(FF/CVT)動画試乗記(後編)


 そんなプリウスであるが、以前にblogにて報告したとおり、先日
納車と相成ったので、簡単にご報告させて頂こうと思う。ちなみに
マイナーチェンジが近いこのタイミングで購入した理由だが、前車
の車検と保険の更新が近かったためである。MC前の年次改良が
されつくした現車、ある意味熟成されたという魅力がある(マイナー
後のプリウスは、先日ヨーロッパのモーターショーで公開されたphoto
がネットで公開されている。これはおそらくUSかEU仕様だろう)。


prius.JPG
TOYOTAプリウス Sツーリングセレクション(DAA-ZVW30-AHXEB-T)
取り付けたオプションは以下である。随分と豪勢な感じでは
あるが、一度に取り付けたほうがボリュームディスカウント
も期待できるので、少々の予算オーバーも良しである。
・ホワイトパールクリスタルシャイン(ボディカラー)
・BBSアルミホイール RF504 17×7.5j(+48) 5/100
・Styling Package Ver.A(&カラードリアスポイラー)
・サイドバイザー
・オートリトラクタブルミラー
・IRカットフィルム(スモーク)
・NSZT-W61G(ディーラーナビ)


color.JPG
*ホワイトパールクリスタルシャイン
 ボディカラー説明のphotoとしては、何だか意味不明な感じだが、
ツーリングセレクションのチャームポイントであるLEDヘッドライト
がカッコイイ。
 当初、ボディカラーはZVW30プリウスのイメージカラーとも言える
アクアメタリックかアイスバーグにするつもりでおり、その他として
ダークブルーマイカも考えていたのだが、ソリッド系な色は飽きが
くるのも早そうだし純正エアロの事もあって、結局は白真珠とした。
このカラー、意外とソリッドな感じと言うか、もっとメタリックでパール
感を強調した感じでも良いと思うのは私だけであろうか。
 ちなみのこのカラーはメーカーオプション(+31,500円)なのだが、
パールの処理がその理由なのであろうか?。

bbs.JPG
*BBSアルミホイール RF504 17×7.5j(+48) 5/100
 実はBBS信者である私は、前車にもBBSを装着していた。プリウス
用のBBSといえばRE-Lがメジャーで装着している人も多いようだが、
私は敢えてRFシリーズにした(最近RE-Lは最近モデルチェンジしRE-L2
となった)。手前味噌だが、シルバーのRFはパールホワイトにとてもよく
似合っていると思う。これは最初からディーラーで注文したため納車時
には装着されており、純正アルミでの乗り心地は分からない。タイヤを
流用するにあたり、ディーラーからSツーリング標準の17×7.0j(+50)サイズ
のBBS(RF)では流用するタイヤとリム幅が微妙に合わないとの連絡があり、
結果的に7.5j(+48)を装着する事となった。このサイズでは机上の計算だと
2mm程度はみ出してしまうのではと心配(車検不可)したが、ディーラーと
タイヤサプライヤー間で再三の確認をしてくれたおかげで問題無く装着
する事が出来た。上のPhotoでも分かるように、ノーマル車高でフロント
にはまだ若干の余裕があり、そこそこのツラ加減である。色々なサイトを
見て周り、改めてリム幅とオフセットを計算してみると、どうやらツーリング
は標準サイズのホイールで15mm弱の余裕があるようだ。今回装着した
BBSのRFは7.5j+48で標準よりも8mm程度外へ出るので、ツラ加減として
は非常に健全ではなかろうか。
tsura.JPG
 このRF504、BBSのサイトではチューナーサイズとなっているため、
基本的に30系プリウスへの装着は事前に綿密な確認が必要であると
思われるが、ローダウンの予定があるなら問題は無い可能性が高い。
当然だが、今回はディーラーとタイヤサプライヤーが事前に確認した
ので装着する事が出来たが、BBS以外のメーカー製ホイールも7.5j+48
が装着可能とは限らない点は注意が必要である。
 このRFモデル、昨年の12月に発売された新商品で、発表時点では
17インチ最軽量ホイールであった。現在はレイズ等からもっと軽量な
30系プリウス用のホイールが出ているはずである。当然だがホイール
ロックも装着したのは言うまでも無い。ちなみにタイヤは最初に装着
されていたもの(俗に"当たり"と言われるミシュランPrimacyHP)を
流用した。

aeroparts.JPG
aeroparts_2.JPG
aeroparts_3.JPG
*Styling Package Ver.A(&カラードリアスポイラー)
 所謂メーカー純正のエアロである。他にディーラーオプションの
エアロとして、モデリスタとTRDの2種類が用意されている。モデリ
スタが一番人気の様で、街中でもモデリスタエアロは割と良く見か
けるが、この純正エアロを装着したプリウスは意外と少ない。基本的
にフロント、サイド、リアアンダーが価格的にもセットになっている
ようだが、私はこれにカラードリアスポイラーを追加した。
 現行の30系プリウスは、このリアスポイラーがボディカラーに関係
無く黒なのだが、個人的にここはどうしてもボディカラーに合わせた
かったので装着した次第である(ちなみに先代の20系プリウスはこの
部分はボディと同色である)。様々なエアロを装着するプリウスが多い
なか、純正エアロとボディ同色リアスポを装着した30系プリウスは
非常に少ないかと思われ、実際まるで見かけない。
 先述のように、この部分をボディ同色とするならば、やはりカラー
は白真珠が一番であろうと言う思いもあった(IRカットスモーク
フィルムとの相性もバッチリで、ボディラインがとても引き締まって
見える>個人的に)。

visor.JPG
*サイドバイザー
 以前からお世話になっているディーラーの方(現店長)から"お煙草
は?"と訊かれたので付けた。実はこのサイドバイザー、訊かれなく
ても付けるつもりでいた装備である。
 前々車とその前は付けていたのだが、前車(つまり下取り車)は付け
ていなかった。しかしコレが意外と不便であったため、今回サイド
バイザーに関しては迷う事なく装着した。

*オートリトラクタブルミラー(photo無し)
 気づいたら見積もりに入っていた。コレを付けるなら、車体の見切り
の悪さを補うため、フロントにリモコンポールを付けたかったのだが、
視覚的にドアのロックを確認出来る装備で非常にお勧めだとの事で、
ドアのロック時にミラーが自動的に畳まれ、アンロック時に復帰する
機能である。
 実際に使い始めると、車体間隔は慣れてくればそれほど気にならなく
なるが、スマートキーの車は視覚的にドアロックを確認できる装備が
確かに有効であると感じた。個人的にはかなりお勧めの装備である。

IRcut.JPG
*IRカットフィルム(スモーク)
 これもいつの間にか見積もりに入っていた(笑)。ディーラで商談中
に気づいたので、これは要らないと言ったのだが、まあ色々と話し
を訊くうちに今時は割と普通な装備であり、プライバシー的にも宜し
そうなので、ものは試しと結局これも付ける事にした(世代的にこの
手のフィルムにはあまり良いイメージが無い私である(笑)。
 装着してみると、カタログからイメージしたほど濃くないし、白真珠
のボディカラーには、カラードリアスポイラーの存在感と相まってボディ
ラインが引き締まって見えるので、結果的には非常に良い感じであると
思っている。
 このphotoで見るほどに実物は濃くないのだが、光線の加減によって
はそれなりの存在感を感じさせる。これはイカにも"黒く"見せるよう
に撮影している。
 余談ではあるがこのフィルム、リアアンダー部のガラスには貼られ
ない。全部で5面のみのである。

nsgt-61g.JPG
*NSZT-W61G(ディーラーナビ)
 社外ナビはあまり考えなかった。実はこれが私にとって初めての
カーナビで、正直まだその機能を理解しきれずにいる有様だ(苦笑)。
ちなみにこのナビはHDDではなくSDで、フルセグ対応である。



 その他お約束のオプションとして、フロアマット、ナンバー用ロック
ボルト、ETC、快適バリューセットC(グラスコート等)、メンテナンス
パック(車検)となるが、意外な事にETCとナビは私の車暦で初めての
装備である。その他カー用品店でプリウス30用センタートレイと灰皿
を購入。ついでにルームミラーもBroadWayの27cm曲面鏡を新調した。 
 納車時点でモータープールからディーラーまで18km走行していたの
だが、そのまま70km程走ってみたところ、帰宅時の燃費は20.1km
であった。
 
 現時点では、よく言われる内装の軋み音やビビリは全く無い。それに
リアドアの閉まり音も安っぽい感じがせず、最初にディーラーで試乗
したノーマルSより、ドアそのものが重い様な気がする。ツーリングは
遮音対策が違うと聞いた事はないので、もしかすると年次改良で制振
や遮音対策がされている可能性がある。機会があればもう一度ノーマル
のSとこのあたりを比べてみたいと思う。


 既に先日のblogでチラッとプリウスが納車されている事に触れられて
はいるのだが、今回の更新をもって改めてご報告とさせて頂きたい。



事件な車(その2)

エコカー [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 最近やたらとTOYOTAのプリウスが叩かれているような気がする。
何でも某掲示板によると、前後に入られると"殺意を感じる車"で
あるとか(笑)。
 注意して見ていると、確かにプリウスのドライバーは車線を跨い
でいたり、車の流れを無視した低速で走行している事が多い様に
見受けられる。かと思えば、高速で右車線を130km/hは出して豪快
に走り去って行く車を良くみればプリウスであったりする。
 同じく売れまくっているHONDAフィットのドライバーは総じてマナー
が良いと思うのは私だけだろうか。実際に私は無茶なマナーで走る
フィットを見た事が殆ど無い。買い物車であれ何であれ、フィットに
関しては恐らくHONDAのブランド性を求める人たちと、このサイズ
の車を割り切って購入する層が上手く一致しているのではなかろうか。
つまり車を自身が使う上での目的を良く理解していると・・・。
 どちらにせよ、プリウスドライバーの評判の悪さはかなり一般的
な意見として多くの人が声を揃えているようだが、これは単に
プリウスが売れている(つまりフィールドでの稼動両数が多い)だけ
ではなかろうかと思う。マナーの悪さは基本的にドライバーに起因
する事象なので、別にメルセデスだろうが軽だろうが、たちの悪い
ドライバーは何に乗っても下品な運転をするものである。無茶な
割り込みをするワンボックスや我が物顔の大型トラック、車の流れ
を無視するハッチバックや奥様の買い物車。尋常とは思えないインチ
アップホイールを履いてLEDを煌めかせ、周りを蹴散らしながら走る
サルーン。これらは全てドライバーのモラルと価値観である。

 兎に角、一般的に評判の悪いプリウス乗りに多いと思われる
のは以下のパターンではなかろうか。

・アッパーミドル以上の車に乗っていた年配者が"エコ"に釣られ
 て乗り換えたパターン
 =セルシオ等なら気にならない事をプリウスでやると目に付く。

・経済的に余裕のある家庭の奥様がご近所オンリーで買い物車
 に使っているパターン
 =一般的な軽なら大目に見られる動きをプリウスでやるから目立つ。

・燃費命の運転をするパターン
 =所謂"滑空"と回生ブレーキにひたすら心血を注ぎ車の流れを見ない。


 エコカーとはいえ、搭載されている巨大なバッテリーその他の
製造工程では、一般的なガソリン車よりも多くのCo2を排出して
いるであろうし、それら部品には高価なレアメタルも多用されて
いる。それに何かあった際のメンテ費も今までのガソリン車より
高くつくであろう。将来の廃車時にも、おそらくこれら特殊な
パーツのリサイクル料がオーナーにとって大きな出費と成り得る
可能性が高い。それに燃費もご近所だけであったり、頻繁に
高速で長距離を走る人にとってハイブリッドの恩恵をそれほど
感じる事は無いだろう。最低でも10年以上、10万Kmは走らな
ければ、エコに貢献したとは言えない車である。
 デザインはどうであろうか。個人的に現行モデルの3代目は
かなり良いと思う。特にヘッドライト周辺はちょっとTOYOTA
らしく無いと言うか、先代に比べかなりアグレッシブな感じで、
一昔前のライトウェイトスポーツを思わせる。背は高いがサイド
のラインと若干小さめのグラス面積が重心の低さを演出し、
3ナンバー幅と相まって安定感を醸し出している。アンチ派
からは"ケツ上げ土下座"等と言われているが、サイドビュー
からのリアハイなデザインはそれなりにスピード感がある。

 TOYOTAプリウス。初代は流石に野暮ったかったが、現在の
3代目はデザインと排気量UPによる走行性も想像以上で、試乗
した際にかなりのカルチャーショックを受けた。試乗したのは
ノーマルのSであったが、車体の剛性やよく言われる静粛性も
全く気になるレベルではなかった。現在の愛車も当時(12年前)
はそこそこの車であったのだが、やはり技術というのは日進月歩
であると実感した次第である(20分程度の試乗ではあったが
それにしても前方の車体感覚が非常に掴み辛いのは参った)。
 ステアリングフィールは何ともモッサリした感じで、コーナー
の入り口では何だか"ホントに曲がるのか?"と思わせる。さらに
ステアリングを切り込んでいくと、回頭性が変化するように感じ
たのだが、これはタイヤサイズやパワステ、足回りののチューニング
による部分が大きいと思われる。
 加速感はさすがに"ガツン"とはしていないが、それでもスルスル
と車速が上がる感じで、高速でも特にストレスは無い。メーカーの
言う"2.4L車並みのパワー"は決して大げさでは無さそうで、空力
特性に拠る部分も大きいかも知れない。
 賛否両論のインテリアはどうであろうか。これはもう好き嫌いの
世界だと思うが、私はとても好感を持った。確かにプラスティックを
多用しており、ある意味では"子供っぽい"印象であるが、それでも
このコストでこれだけモダンに纏めたのは大したもので、シートに
身を沈めてこのインパネを見渡した瞬間、効率よく並んだスイッチ
類と今までの日本車には無い世界を感じさせてくれる。


 何だか支離滅裂な内容でダラダラと語ってきた今回の更新で
あるのだが、まあ、つまり何が言いたいかと言うと、実はプリウス
のSツーリングを注文してしまったのである(爆!!!)。
 納車はまだ先の話しなのだが、今回はメーカー純正エアロと
社外アルミにディーラーナビ、その他諸々の付属品で結果的に
かなりのお値段になってしまった(1.8Lのくせに一昔前のミドル
クラスセダン並みである)。

 因みに私が今乗っている車は、もう12年目に突入している。
2.5L直6エンジンを搭載したFR車で動力性能も十分。大人4人
が乗ってもその居住性には全く問題が無い。幸い大きなトラブル
も無く、走行距離も30,000km未満であるが、流石に時代の流れ
や疲れを感じさせる部分もある。

 一体どこまでが本当にエコで、どこからが真実なのかそれすら
何だか分からない妙な車と言えるプリウスなのだが、基本的に
新しいテクノロジーに弱い私として、このプリウスには車としての
魅力ではなく、具現化された次世代の"何か"としての面白さが
詰まっている所に魅力を感じるゆえ、今回の更新もあえてハード
ウェアとした次第だ。



 納車の暁には、改めて紹介するので、購入を考えている人や
既にプリウスとの日常を楽しんでいる人にとって、何かしら有効
な情報になれば幸いである。

結局こうなってしまった【NikonD300S】 [ハードウェア(PC、オーディオ)]

知ってしまった時点で、もはやこうなる事は決まっていたのだろう。
結果として、私の手元には現時点でNikonのDXフラッグシップ機で
ある、D300Sがある。



d300s.JPG
Nikon D300S(with/AF-S DX NIKKOR18-200mmF3.5-5.6G ED VRII)
撮影:CanonPowerShotS90


 レンズはTamronかSIGMAを考えていたのだが、AFの信頼性と
画造り的な相性、さらに手ブレ補正機能を考え、結局キットレンズ
の18-200にしてしまった。
 さらに休眠中のTamron90mmマクロを復活させるより、最近評判の
マクロレンズであるAF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDも某量販
店のポイントをはたいて購入してしまった。本体共々、何とかキャッシュ
バックキャンペーン期間ギリギリでの購入である。



nikonmicro.JPG
Nikon AF-S Micro NIKKOR 60mmF2.8G ED
撮影:CanonPowerShotS90

 このマクロ、さすがに純正と言うか、その"良さと旨味"は
素晴らしく、AFも実に速く快適そのものだ。しかも最近の
Nikon高級レンズに採用されている、ナノクリスタルコート
である。


 以前のTamron90mmMacroも画的表現は素晴らしかったのだが、
基本的に私の場合、マクロは室内での使用がメインなので、あの
画角とズームするボディは意外と使いにくかったのが正直なところ
である。
 確かにTamron90mmMacroは、ポートレートにも適した伝統ある
名玉だ。しかし、この90mmという画角は35mmにおいてその画造り
に能力を発揮するものであり、デジタルのDXでは135mm相当の画角
となる。つまりDXにおいて、この"90mm"という絶妙なる中望遠マクロ
な画角を得るには、当然だが60mmマクロの利用が正解なのである。
 結果として、今回の60mmMacro購入は大正解であった。実は先日
のblogにある19セイコーも、D300Sとこの60mmMacroで撮影した。



Nikonハルヒ.JPG
マックスファクトリー:涼宮ハルヒ 激奏Ver. 1/8
撮影:NikonD300S AF-S Micro NIKKOR60mmF2.8G ED

Nikonレイ.JPG
アイズプロジェクト:綾波レイ 水着Ver.2ブラック 1/8
撮影:NikonD300S AF-S Micro NIKKOR60mmF2.8G ED

 ちょっとポートレート風に撮影してみた。両方とも絞りは開放で、
ピントは手前の目に合わせてある。しかし、この歳してMacro撮影
のサンプルがこんなもんというのも、根本的に何か間違っている
気がしてならない(汗)・・・。



 この60mmマクロ(NikonではMicroと呼ぶが)とD300Sの画や写り
に関する評価とインプレッションであるが、既に色々なサイトやblog
で述べられているので、私がこのblogで敢えて述べるまでも無いだ
ろう。少なくとも私の場合、今までD70を使っていたので操作自体に
戸惑う事は殆ど無い。

 その他として、個人的に嬉しい機能はローパスフィルタを4種類
の周波数で振動させ、付着したゴミ等を振るい落とすインテグレー
テッドダストリダクションシステムである。勿論この機能が万能で
あるとは思っていないが、D70のLPFに付いたゴミに泣かされていた
私にとって、そこそこ頼もしい機能に思える。当然だが、DX規格の
ファインダーに収まっている51点3D-トラッキングAFによる被写体
追尾機能も、ユーザーとしては色々と"酷使"させてみたい機能で
あると言える
 また、細かい事なのかもしれないが、このSからSDカードが利用
可能になった事を歓迎する人も多いだろう。



 NikonD300S。ある意味では現時点において熟成極まったデジ
一眼ではなかろうかと思う。
 これからはPowerShotS90との使い分けも含め、色々と私を
楽しませてくれるだろう事は間違い無い。




*後日、改めて通帳を確認し、思わず唸ってしまったのは言う
 までも無い(苦笑)・・・。

カメラの事とか少し [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 PowerShotS90という新しい玩具を手に入れ、毎日ホクホクと
遊んでいるのは既に記した通りだが、ここにきて新しい一眼も
欲しくなってしまった。S90というカメラに触れてしまった事が
良くなかったのだろう(笑)。



ハルヒS90.JPG
S90マクロモードで撮影
前後のボケ具合もそれほど悪く無い。



 S90のスペックと使い心地には満足しているのだが(マクロ機能
も必要にして十分である)、やはりコンデジである。それに現在
メインの一眼であるNikonD70にもこれと言った不満は無いのだが、
右肩のLCDに表示欠けがあり、ローパスフィルターにはいつもゴミ
が付いている。レンズクリーナーとペーパーで掃除しても、何時も
画像のどこかにボヤっとした"ごく小さい点"がストレスで、背面の
液晶も今の時代にはあまりに小さい。
 D70は確かに名機だし、私自身愛着もひとしおだが、世に出て
から既に6年が経とうとしている(それでも問題なく動作している
のだからNikonは大したものである)。



nikond70.JPG
現在のメイン一眼 NikonD70
撮影:PowerShotS90
*ちょっと手ブレ


 高校時代は写真部であったのだが、当時デジカメなどは存在
していない時代で、私の愛機はOLYMPUSのOM2-SPであった。
このカメラ、スポット測光が可能なのだが、これがナカナカに使い
易く、その小柄なボディと相まってとても機動力に富んだカメラで
あったが電池の消耗が激しく、バッテリーが切れえるとお手上げ
なのだが、シャッターのみ1/60のメカニカルシャッターとして動作
するので、撮影そのものは何とか可能であった。
 ここにOM2-SをPhotoで紹介したかったのだが、押入れの奥に
しまい込んでしまっているので、いちいち引っ張り出すまでも無い
だろう。


 そんなこんなでD70に代わる新たなメインのデジ一眼を物色
しているのだが、第一候補はNikonD90である。レンズはキット
ではなくTamronかSIGMAを買うつもりだ。理由はD70のレンズ
キットを購入した際、屋内での撮影にF3.5は如何せん暗いので、
今回はボディと一緒にもう少し明るいレンズを購入したいと思って
いる。
 しかしNikonは手振れ補正機能がレンズに搭載されているので、
TamronやSIGMAのように、レンズにこの機能が無いのは少し厳しい
かもしれない(搭載しているレンズもあるにはあるが)。

 
 購入を決めたワケではないのだが、気の早い人たちの間では
D90sなる次期モデルの噂もあったり無かったりしているので、
新しいメイン一眼はもう少し様子を見て考えるとしよう。


S90でのPhoto [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 前回、S90で色々と撮影していると記したのだが、だったら
その写真を見せろと言われそうなので、ちょっとご紹介しよう
かと思う。
 これらphotoは殆ど何も考えず、AEかAutoで撮影したもの
ばかりだ。われながら画のセンスが無い事を実感している
次第であるが、これらは全てS90のフルサイズで撮影した
photoなのだが、一度にUP出来る画像サイズに制限がある
ため、リサイズ以外の加工は一切していない事だけお断り
しておく。


白いビル.JPG
白いビル
プログラムAE 
ISO:125
シャッター:1/500
絞り:7.1


品川ビル.JPG
品川インタシティ
オート
ISO:160
シャッター:1/80
絞り:4.0


NTTビル.JPG
品川NTTビル
オート
ISO:125
シャッター:1/60
絞り:4.0


ef81.JPG
上野13番線EF81(カシオペア)
オート
ISO:125
シャッター:1/30
絞り:2.0


フロアオブジェ.JPG
オブジェ(品川インタシティ)
プログラムAE
ISO:500
シャッター:1/30
絞り:2.0


居酒屋オブジェ.JPG
オブジェその2(品川インタシティ)
オート
ISO:800
シャッター:1/25
絞り:2.5




 ホワイトバランスは全てオート、ストロボ非発光で。品川
でのビル撮影は夕暮れ前の時間帯である。

 如何なものであろうか?。

実は高校時代写真部(コンパクトデジカメ) [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 ようやく金沢までの交通手段も決まり、必要な切符も
全て手配した。
 
 それにしても10月からこっち、ギターの調整にPCの新調、
その他にも色々と付き合いがあり、そして今回の北陸乗車と、
まあハッキリ言えば、私の人生においてこれほど短期間に
これだけお金が出て行った時期も無いのではないだろうか。
 こうなると、もう金銭感覚も少しおかしくなってしまう
と言うもので、北陸乗車に向けてコンパクトデジカメを購入
しようという流れになるのも、決して不自然な流れではない
と思っている(ってホントにそうか?)。


powershots90.JPG
Canon PowerShotS90
撮影:NikonD70



 とは言いつつも、某大手量販店にてポイントを利用し購入した
のだ。PanasonicのLUMIX DMC-LX3とCanonPowerShotS90で
最後まで迷ったのだが、結局S90を購入した。その他に検討した
のはCanonのIXY930ISとNikonのCOOLPIXS640、SonyのDSC-TX1
とWX1である。
 他には思い切ってライカも考えたのだが、やはりこちらは価格
的に"問題外"と言わざるを得ず、何より操作性以前に撮影作業
そのものがセンシティブと言うか、相当な経験と画に対する美観
を求められる事が解っただけであった。
とは言うものの、LX3を候補としている時点でライカを考えるあたり、
単なるブランド信仰といわれてしまいそうであるが(苦笑)。



 S640はトータルバランスに優れているが、決定的なポイントが
無い優等生である印象が強い。F値は2.7とコンデジとしては平均
的ではあるが、その分ISO感度の上限が高めに設定されている。
これに伝統あるニッコールレンズの信頼性という組み合わせは、
正に優等生と呼ぶに相応しい。
 DSC-TX1はレンズがカールツァイスである。やはりカール
ツァイスのブランド名は魅力で、TX1はマクロも1cmまで接写
が可能というのは私にとってポイントが高く、AFもフレキシブル
で起動時間も同じSonyのWX1より0.4秒早い。最もマクロ撮影
は私の場合室内が主である上、こちらはD70があるので、特に
TX1のマクロ機能に拘る必要は無いと言える(Tamronのマクロ
レンズは諸事情により休眠中だが)。それにレンズの直径が
見た目に如何にも小さく、F値も3.5と暗い。
 WX1のSonyGレンズは5群6枚で、非球面5枚の構成になって
いる。さらに液晶画面でのインフォメーション機能が充実しており
直感的に使い易い。起動時間はTX1より0.4秒遅くても、その分
起動後のオペレーションは素早く行え、列車撮影時のスナップ
を目的とした場合、WX1のほうが大きな説得力を持つかと思わ
れる。ちなみにF値は2.4だ。
 PowerShotS90はコントロールリングの存在が大きい。この
リングで各種AE機能やISO感度、ズーム等が制御できるのが
素晴らしく、マニュアルによる撮影機能が充実しており、まるで
プチ一眼のようだ。6枚絞り羽レンズのF値も2.0とコンパクト
デジカメとしてはとても明るいが、Sonyに比して大柄で若干重く、
撮影時のホールド感に不安を感じさせる。バッテリーの持ちも
イマイチであるようだ。そして何より、価格的にWX1より1ランク
上なので、その価格差分のメリットがあるか否かが重要だ。
 S90と同じクラスであり、正にライバル機たるPanasonic
のLUMIX DMC-LX3もかなり心惹かれるカメラである。レンズは
ライカブランドで、マクロも1cmまで寄れる上にF値も2.0~2.8
と明るい。どちらかと言うとS90よりは広角寄りのセッティング
でカメラとしての質感も高いが、S90より約60g重く、そのデザイン
は気軽にポケットに突っ込むには向いていない。何よりレンズ
ガードが外付けキャップなのは戴けない。


 今回はあくまでサブのコンパクトとして、HDビデオを補完する
のがその役目である。無造作にポケットに突っ込んでおき、
素早く気軽に撮影出来なければならないのだが、造りという
意味で言うと、小ぶりでF値の明るいWX1は全体の質感こそ高い
ものの、物理的なInterface部分の造りは(S90に比べ)少し華奢
な印象は否めない。特に電源とシャッターボタンは顕著で、その
手触りは個人的に不安を感じさせるが、S90はかなりしっかりと
した造りになっているように思う。
 しかし、S90は今時のコンパクトデジカメとしては些かボディ
全体が大きく、これはこれでポケットに気軽に突っ込めるサイズ
とは言い難い。その上ボディ全体のホールド性が悪くて滑り易く、
ちょっと油断すると落としてしまいそうだ。
 DMC-LX3はサイズそのものはS90とあまり変わらないのだが、
いささか"凹凸"があり、重量もそこそこあるせいか、私的に
アクティブな用途には向いていないように感じる部分がある。
確かに明るいレンズは魅力だが、LX3は"一眼は使えないけど
一家に一台のちょっといいコンパクトデジカメ"といった感じ
であろうか・・・。
 そして何より一番大きな問題として、S90とLX3はその他の
候補より、価格帯が1ランク上であるという事実であるが、その
プチ一眼的機能を考えれば、ハイスペックコンパクトとして
相応な価格であると言える。


 結果的に、カメラとしての面白さとユーザーInterfaceの使い
易さ、画像解析エンジンの出来という理由から、私はS90を購入
した。その他として、かつてA-1に憧れつつも、何故か今まで
Canonのカメラで撮影した事が殆ど無かったと言うのも、S90に
惹かれた理由であると思う。
 造りそのものはLX3の方が高級感と剛性を感じさせるのだが、
その高級感と重さがむしろ屋内向きに思える。それにひきかえ、
ボディに余分な凹凸が無く、外からの衝撃に対する破損の可能
性が低いS90の方が屋外向きに感じられる
(あくまでRaist個人の感想である)。






 純粋に写真撮影を趣味とする人なら、コンデジ1台で全てを
賄う事はあり得ないし、別に一眼デジカメを高い確率で所有
しているはずだ(私もメインの一眼はNikonD70)。コンパクト
デジカメは、あくまで"咄嗟にポケットから出して撮影する"
だけのToolである。
 少々乱暴に結論付けてしまうと、取り立てて写真撮影に
拘らない人たちが、普段のスナップ撮影を目的とすならば、
売値20,000円前後の今時のコンデジは何を買っても然したる
違いは無いと言える。あとはデザインが気に入るか否かだ。



 
 今回の北陸乗車はHDR-XR520VとこのPowerShotS90を携行し、
静止画は全てS90を利用するつもりである。操作方法に慣れるため、
最近はよく一緒に外出し、出勤時にも持ち歩いて帰りに夜間撮影
などしているのだが、やはりホールド性の悪さは感じるところである
ので、とりあえず物理的な安全は付属のものではなく、もう少しタイト
なリストストラップを使う事で確保している。

 現在S90の購入に一歩踏み出せない人たちに、私は"買って
間違い無いコンデジである"と言う事に迷いは無い。しかし一眼
の操作経験が無い人には、S90のこれら機能は余分であると
言えなくもない。あと、手が小さい小柄な女性は、一度店頭で
実機に触れてみる必要があるだろう。




 Canon PowerShotS90。個人的に今回の買い物は大正解で
あったと思っている。


カチャカチャカチャ・・・ [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 DELLのPCを購入するにあたり、三菱のモニタを新調した
のは既に記した通りだが、キーボードも新しく購入した。
 もともとキーボードの反応が悪くなってきたので、新しい
PCの購入を考えていた矢先のPC起動不可であったワケでも
あるので。


sanwakey.JPG
SANWA SUPPLY メカニカルキーボード SKB-MK1W


 DELLに限らず、どうもメーカー製PCに付属のキーボード
は品質がイマイチである場合が多い。GUI_OSが当たり前の
昨今だが、その利用度においてキーボードはある意味マウス
以上に重要なI/O Deviceであるのは言うまでもないだろう。
 私個人としては、マウスはレーザーであればそれ以上の
機能にさして興味は無く、むしろマルチボタンのマウスは
必要無いとすら思っている。マウスはスクロールホイール
だけあればそれで(私は)十分である。


 私にとって理想のキーボードは、まずキーがメカニカル
スイッチである事が絶対条件で、プラの板バネなどは私に
とって問題外である。
 次に打刻感。カチカチとしっかりした手応え(指応え?)
が無ければならず、タイプする都度に適度な重みと反発感
を返してくれるのが理想だ。今回購入したSANWAのキーボード
は、まずまず上の条件を満たしてくれていると思う。
 ひとつ難を言えば、このキーボード、ちょっと"厚み"が
あるせいで、すこし手首に負担がかかる事だろうか。まあ、
このタイプのメカニカルスイッチを搭載するにあたり、ある
程度の厚みは致し方ない部分ではあるのだろうが、微妙に
"高さ"があるせいで、少し手首が疲れるのであるが、これ
はキーボードを変えた時にはよくある事なので、そのうち
慣れるだろう(と書いている今の時点で慣れつつあるので、
さしたる問題では無い)。




 PCユーザー足ろうとする者ならば、キーボードは最も拘り
を持たねばならないアイテムである事は言うまでも無い。


新しいマシン(その4) [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 月曜には届いていたのだが、色々とあってセットアップは今日であった。

dellstudioxps.JPG
Dell Studio XPS9000

 
 今日は休日出勤の代休だったので、朝からPCデスク周辺の整理を兼ねて、
NewPCのセットアップをしていた。
 
 OSが64bitの7なのだが、幸いにして、今のところ必要なSoftは全て問題無く
動いており、今回のblogも前回の予告通り、この新しいマシンで更新している。

 モニタも新調した。三菱のRDT231WLM(white)で、その広大なデスクトップを
堪能している。確かにスペック的には少々不満があるのだが、経済的事情から、
他のモニタを物色する事が出来なかったと言うのが正直なところである。



 まあ、なんにせよ、PCと車は速くて新しいに限るなぁと(笑)。

新しいマシン(その3) [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 メインで使っているPC(WIN)が逝ってしまった。今回のblogは
サブとなって久しいMacで更新している。


 徴候は全くなかった。突然フリーズしたので再起動をかけたら、
そのまま再起動を繰り返すようになってしまった。CD起動で回復
コンソールと修復インストールも試したが、全く効果無し。HDD内
のBOOTに必要なシリンダかセクタが、HW的に損傷してしまった
可能性が考えられる。
 ROCKで阿呆な漢である私は、当然だがデータのバックアップなど
しているワケも無く、後から外付けHDDケースに入れて、データだけ
でも取り出せないかと祈っているのだが、それとて可能性はナンとも
言えない状況である。

 兎に角もこのような状況なので、結局はDELLのマシンを注文して
しまった。先日ギターのリフレットで予定外の出費があったばかりだと
言うのに、また大きな出費と相成ってしまった。おかげで金銭感覚が
薄くなってしまい、モニタも三菱の23インチフルHDを新調してしまった。
ちなみに届くのは今月中旬になりそうである。

 全くもってヤレヤレな今日この頃である。。。

モバイルカルチャー 未だ折り返し点見えず [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 純粋にモバイルと呼ぶには、やはり少し大きいと感じている
のは、おそらく私だけではないだろう。

 真の意味でモバイル足り得るデジタルDeviceであろうとする
ならば、入力のシステムと解像度は非常に厄介な問題で、この
2つのファクターを如何に高いレベルでバランスさせるかが重要
である。可搬性を高めるには小型でなくてはならず、本体を小さ
くすれば画面内の情報量と入力操作が犠牲になってしまう。


 しかし、このガジェットは現時点において、この問題をかなり
高いレベルで解決していると思う。

typep.JPG
VGN-P70H/R (with EMOBILE)

 ヒップポケットに突っ込んだ、お約束的photoを撮影しよう
と思ったのだが、私が普段穿いているウエスト29inchのLevi's
では、ヒップポケットのサイズが小さくてTypePはとても入ら
なかったので、Fenderのアンプカバーの上に乗せて撮ってみた。
なんだかUSBのEMOBILE端末が白飛びしてるし(でも撮り直さ
なかったりする<漢だから(笑)。





 型番から判るように、このTypePはオーナーメイドではなく、
すっぴんの店頭モデルである。HDDかSSDかで数日間悩んだ
挙げ句、結局はHDDモデルにした。私の利用形態を考えると、
メディア容量やCPU速度も含め、価格差ほどのメリットが感じ
られなかったからだ(特にイーモバとのセット価格だったので
尚更である)。が、使っている今でも、まだこの件(特にSSD)
に関して悩んでいるのだから始末が悪い(苦笑)。
 メインのPCはあくまで自宅のデスクトップであり、私に
とってこのVAIOは、あくまでもいざと言う時に”PCにもなる
モバイル”という位置づけなのである。まあ、TypePをメイン
PCとして使う人がいるとも思えないが・・・。

 私は携帯を殆ど使わない人間だ。今の機種(これも以前の
携帯が壊れた為にやむなく買い換えた)になってから約2年、
鳴ったのは1~2回という始末で、ましてやメールなど一度も
受信した事が無いという、もしかして"寂しい人"なのかもしれ
ない状況なので、折りを見て解約しようかとも考えている。
 まあ、周りの人間も私が携帯を使わない人間である事を
知っているので、私への連絡はISPのメールやSkypeを使って
いる次第であり、仕事上の理由で特殊(?)なツールを利用
する事もあるため、やはり純粋なモバイルDevaiceでは少し
心許ない。かといって何時も持ち歩くというワケでも無い
ので、結局はHDDの店頭モデル、P70Hとなったのだ。
 使い勝手と言う意味での速度も、私はそれほど気にして
いない。確かにVISTAのもっさりした動作は問題だが、私
としてはTypePにおけるSSDとHDDの速度差は、やはり
価格差ほどのメリットが見えないのと、CPUを含め、良い
意味で”この程度”のDevice(本当に良い意味で)に、
それほど投資する気になれないのである。つまり、ある意味
私にとってTypePというDeviceは、それだけ"割り切った"
存在であり、"肌身離さずに使いまくる物"では無いのだ。
 また、物理的な安全性と言う意味でも、HDDだからと
言ってそれほど心配はしていない。そもそも振り回す様
な使い方をするでも無く、今までもHDDを搭載したDevice
をカバンに入れ、時には落とした事もあったが、それで
HDDがトンだ経験も無い(単にラッキーであっただけかも
知れないが(汗)。勿論、TypePにはHDDプロテクション機能
が搭載されているので、実際にそれほど神経質になる事も
無いのが実情であろう。

 とかなんとかグダグダ言っているのだから、"やっぱり
SSDにしなかった事を後悔してるんじゃね?"とかい言わ
れそうだが、まあ、そうなのかもしれない気がしない
でもない(苦笑)。



 webを調べると、HDDモデルを自分でSSD化してしまった
猛者もいるようだ。OSのXP化ならまだしも、私にはそこま
でする実行力以前に勇気はない。まあ、自分でSSD化すると
したら、タップリ4年は使い倒してからだろう。


 因みに、私にとってTypePは4台目のノートPCであると
同時に、2台目のVAIOでもある。最初のVAIOは2003年秋
モデルのPCG-V505W/Pで、公私にわたりあらゆる場所で
3年半も酷使したせいか、塗装は部分的に剥げ、アダプター
はケーブル付け根が内部で断線しバッテリーはヘタれ、
オマケに電源スイッチは何処かへスッ飛んでいってし
まっている。今は部屋の隅で起動する事も無く、ただ
じっと佇んでいる。




 私の記憶する限り、AppleのNewtonからZaurus、そして
携帯へと、どれもモバイルやPDAと呼ばれるデジタル
Deviceのデファクトスタンダードには成り得ていないと
思っている。確かに携帯は多機能であるが、携帯は所詮
"電話機"であり、"遠隔地との通話"を可能とする為のDevice
である事がその大前提なのである。


 結局のところ、"モバイル文化"とは、未だその折り返し点
すら全く見えてはいないのが現実なのだ。
 


 兎にも角にもP70H、購入以来時々外に連れ出し、自宅で
不必要なSoftを消す等のささやかなチューニングを施しつつ、
1600×768の壁紙を作り、その小さいながらも存在感がある、
いかにもSony的なルックスが気に入ってしまっている。確か
にOSがVISTAであるのは残念だが、それを差し引いてもTypeP
はVAIO史に、そしてノートPC史、ある意味ではモバイルと
言う文化におけるマイル・ストーン足り得る事だけは確かで
あると思う。


 VAIO TypeP。OSがVISTAであると言う事だけを理由に
敬遠するのは、あまりに勿体ないガジェットである。

退屈しない玩具 [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 と言う訳で本日、"購入決定な一品"を購入したのだが、ここで
1つ大きな問題が生じた。
 その問題とは、これと言って撮影するものが何も無いのである。



520v.JPG
SONY HDR-XR520V



 通販等を利用すれば、現金払い以上に安く購入する事は
可能であったが、量販店のポイントとオマケの三脚(使い物
にならないクオリティだが)を考えれば、まあ納得出来る価格
ではあった。
 通販で購入する、あの届くまでの"ドキドキ感"も良いが、
私としては"欲しい物を買って家まで持って帰るワクワク感"
の方が捨てがたい魅力を感じる時もあるので、この価格帯の
品を買う時に、通販とリアル店舗の価格差に生じる数千円の
差額は、個人的には全く問題では無いのである。



 さて、購入したは良いが、考えてみれば何を撮りたいと言う
目的があった訳ではなく、ただ単に私がこの手の新しいDevice
に弱いだけなのだ。つまりGWに旅行に行くとか近所の名所で
桜を撮るとか、最初からビデオカメラを必要とする目的や、その
目的の為の手段として購入したのではなく、要するに"目的の
為の手段"ではなく、"まず手段ありきの目的は後で"なのだ。
って、全然要約的な説明になっていないが(汗)。
 意外な事に、私にとっては初めてのビデオカメラであるので、
当分はこの玩具で色々と"動画撮影"と言う"遊び"を試して
みたいと思っている。



 とりあえず、鉄道模型の走行動画でも作成してみるか(笑)。


通勤時間を快適に過ごす [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 毎日片道2時間を通勤に費やす私にとって、これは欠く事の
出来ないアイテムである。

boseQC3.JPG
BOSEノイズキャンセリングヘッドフォン "QuietComfort3"



 購入したのは2007年の暮れ、自分へのクリスマスプレゼント
である(寂しい男だ(苦笑)。冬場は良いが、夏は暑苦しいので
カナルタイプを買うつもりでいたのだが、結局は1年中こいつを
愛用している。最近は町中でもよく見かけるので、このような
タイプも決して珍しくないヘッドフォンと言える。



 ノイズキャンセルとは言っても、完全に無音になる訳ではない。
特に高周波は殆どキャンセルせず、中音域も一部の周波数は
キャンセルしないようになっている。これは電車内で車内放送等
が聞こえるようにとの配慮である。一方で高周波のキャンセルが
弱いのは、純粋に技術的な問題であるらしい。確かに車の音は
殆ど消してくれる(それゆえに歩行中は危険である)が、バイク等
の高周波を含んだ音はあまり消してくれない。他には女性の話し
声や町中でのヒールの音はかなりハッキリと聞こえるが、やはり
得意なのは中音域の低い方、モーターの唸り音あたりであろう。
オフィスで試すと、PCや空調の音をほぼ完全に消してくれるのは
驚きだ。他の人に試させると、その消音機能に大抵の人は驚い
てくれるのがちょっと嬉しい(笑)。


 ホームや電車内での雑音で、曲の細部が聴こえない事が嫌
だったのでこの手のヘッドフォンを買う事にしたのだが、さて何が
よいだろうかと、色々と試聴した結果がBOSEのQC3となったのだ。
 他にもSONYやaudio-technicaを試聴比較したのだが、この
BOSEが一番ノイズを消してくれる。たまたま職場の人が同じQC
の2を愛用していたのも大きい。2と3を比べると3の方がよりノイズ
を消してくれるが、中音域がボヤっとしている。2は全体に自然な
感じで、全域にわたり優しくノイズを消してくれる感じではある。
 BOSEの伝統的な音造りであるのはどちらも同じであるため、
純粋にピュアな音を求める人はSONYかaudio-technicaの
方が良いだろう。
 サイズは2の方が大きく、耳をスッポリと覆ってくれるが、3は耳に
"乗せる"感じだ。そのためフィット感は2の方が良いと言えるかも
しれないのだが、3のパッドは特殊なウレタンで、ちょうど低反発枕
のような感触の造りになっており、その耳当たり感は決して悪くは
なく、ヘッドフォン特有の締め付け感も殆ど無い。かといって電車
内でウトウトしても、ズリ落ちるような事も全く無い。

 音的に自然な感じを求め、屋内で静かに試聴するなら2、屋外
での利用ならば3といったところか。私も"通勤で使う"という前提が
あったので、小型である3を購入した次第だ。
 ちなみにバッテリーであるが、2は単4アルカリで38時間。3は専用
バッテリーで約20時間である。2ならば最近流行の充電タイプの
電池を使えば経済的で良いだろう。

 このQuietComfortはバッテリー駆動onlyで、パッシブでは音が
出ない。つまり電池切れするとただの荷物になってしまうのは残念
な点だ。しかしバッテリー容量が少なくなると、LEDが点滅し、充電
時期が近い事を教えてくれる。その点ではSONYやaudio-technica等、
他のメーカーがパッシブでも"音だけは出る"のはセールスポイントとして
大きいと言える。




 私自身、BOSEの音が好きという事もあるが、週に一度、寝る
前にバッテリー充電をし、出がけにバッテリーを付け損ない朝から
ムシャクシャする事がなければ、大変お勧めな一品である。
 ノイズキャンセリングヘッドフォンQuietComfort3。最大の欠点
は"いささか高価である-47,250円-"という点だけであろうか(笑)。


■BOSEノイズキャンセリングヘッドフォンサイト
http://www.bose.co.jp/jp_jp?url=/consumer_audio/headphones/quiet_comfort/index.jsp

ハンディカム [ハードウェア(PC、オーディオ)]

 ようやく私の購買意欲を刺激してくれるフルHDビデオカメラが
出てきた。SONY HDR-XR520Vである。

 SONY商品情報サイト
http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-XR500VXR520V/


 このHDR-XR520V最大のセールスポイントは、何と言っても
"大幅に強化された手ぶれ補正機能"と"夜景に強い"事では
ないだろうか。
 
 手ぶれの補正機能は、従来のカメラよりも補正エリアを大きくした事
による結果だ。手ぶれ補正レンズの可動幅が大きくなっているらしい。
 夜景に強いのは、従来型のCMOSを"裏面照射形"にした結果だ。
従来型は受光面の上にあった配線層を、受光面の下に配置する
事で、入ってきた光が直接ダイオードに届くようになった。以前から
この"裏面CMOS"は存在し、医療向け機器等には利用されていた
らしいのだが、製造コストがかかる上に、一定の条件下(稼働可能
温度等)で無ければ利用出来なかったのだが、それが技術的に民生品
でも利用可能となった。

 さらに絞り羽が6枚となった事は大きい、絞りを開いて背景をぼか
した映像にする時、絞り羽が少ないと、ボカした背景が四角いブロック
の集合体のようになってしまう。これは高い解像度においては致命的
と言える。この羽を6枚として真円に近づける事で、より自然に背景を
ぼかせるようになる。

 他にはGPS機能が面白い。現在の撮影地をデータのINDEXに
入れ込む機能だが、撮影中にリアルタイムで更新するのではなく、
あくまで"撮影開始時の場所"を記録するのみだ。つまり車や列車内
で撮影しながら、GPSマップの自点も移動するというナビ的な事は
出来ない(出来れば面白いのだが)。

 惜しむらくは、絞り優先AEが無い事か。折角の6枚羽をスナップ
撮影で生かせないのは残念である。


 まあ、私ごときが自分のblogで色々と書いたところで、webを
検索すれば色々と細かいレビュー等が出ているので、より深い
部分はそちらを見て頂ければ良いかと思う。



 
 HDR-XR520Vは絶対に"買って損はない玩具"である。いつに
なるか定かでないが、これは個人的に"購入決定"な一品である。
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