The Who is The Who !

　AmazonでCDを5枚ほどまとめ買いした。理由は私の日常
行動範囲内にあるショップに、これらが無かった為である。






　基本的に私は通販よりリアル店舗での買い物の方が
好きだ。可能な限り自分の頭で考え、足を使って欲しい
物を探す。それで見つけられなければさらにネットで
その品の情報を漁り、その場所へと出かける。それで
ダメならAmazon等の通販を利用する。

　今回まとめ買いをしたCDであるが、実はRoyal Albert Hall
以外、既に持っているアルバムCDばかりである。では何故
また購入したのかと言えば、上記のCDは既に所有している
版とは違い、全てデジタルリマスター版、つまり音質が向上
しているのだ。
　特にTommyはHybrid SACDで、SACDデータも入っている。
とは言え、私はSACDプレイヤーを持っていないのだが、CD
データに関しても、過去に発売された同CDより音の厚みと艶
が段違いに良くなっているとの事で購入したのだ。この作品は
オリジナルの2chマスターが焼失したと言われていたのだが、
それが近年発見され、新たに本当の69年当時のオリジナル
サウンドとして、Hybrid版になり発売と相成った訳だ。

　その他の作品に関しては、敢えて私がこのblogで蘊蓄を述べ
る必要は無いだろう。TheWhoと言うバンドを知る人達にとって、
その内容は敢えて私がこのblogで解説するまでも無いのだから。

＊勿論、4月1日に発売された映像作品、Amazing Journey:
　 The Story of the Whoは発売日に購入した事は言うまでも
　 無い。



　去年の11月、私はTheWhoの来日公演を観に行った。
私にとっては実に17年ぶりの外タレコンサートである。
既にマスコミ等で報道されたように、1964年の活動開始
以来、初の単独来日だ。

　TheWho、実はTHE ROCK ODYSSEY 2004で初来日して
いたのだが、当時、既にジョンの居ないTheWhoを見る為に、
有給を取り、あれだけのチケット代を出す気にもならず行か
なかったのだが、後でその評判を聞き、行かなかった事を
とても後悔したものだ。特に横浜ではピートが長年封印して
いた"ギター・スマッシュ"を披露したのだから、私の後悔の
念を察して頂きたい。



　私にとって、RollingStonesとTheWhoはRockの2大バンド
である。他のRockミュージックを聴く時も、私の根本と
言うか、判断基準は全てRollingStonesとTheWhoにある程だ。
　最近、改めてTheWhoを聴いていると、どれも素晴らしく
レベルの高いRockミュージック作品である事を実感する。
物理的な演奏方法や曲に込められた感性、そのどれもが
恐ろしいまでにハイレベルなのだ。確かにRollingStonesの
ミック・ジャガーとキース・リチャーズは才能豊かで
カリスマ性の高い、天才的なミュージシャンである事は
疑いようも無い事実だが、純粋に音楽を手段とする表現
芸術家としての能力は、TheWhoのピート・タウンゼント
の方が上だと私は思っている。




　本当に去年11月の公演が、つい先日の事の様に思い出される。

　TheWhoがまた日本の地を踏む事はあるのだろうか。ピートの
作品に命を与えるロジャー。既にTheWhoは2人だけになってし
まったが、その作品とエナジー、そしてスピリッツが色あせる
事は永遠に無い。