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スカルリング-Judgment- [アクセサリー(シルバー等)]

ジャッジメントリング.JPG



 私はスカルリングが好きだ。色々と手元に置きたいリングは
あるのだが、如何せんシルバーリングは高価なので、そうそう
買う事が出来ないでいる(それでもプラチナやゴールドに比べ
れば、はるかに安いと言えるが)。

 スカルリングに興味を持ったそのきっかけはKeith Richards
という男だ。知る人も多いかとは思うが、彼はRolling Stones
というROCKバンドのギタリスト。その彼が、79年から30年間も
右手薬指に着けているスカルリング。私も彼の存在にヤラれて
以来20年以上、ずっとこのアイテムが気になっていた


 "彼と同じリングが欲しいなぁ・・・"


 日本では某GFやCPと言ったブランドが"オリジナルキースリング"と
紹介されているのだが、実際に彼の画像のリングを良く見ると、その
リングは尋常成らざる程に摩耗しているとは言え、明らかにCPやGF
とはシェイプが違う。特に眼窩の上から上顎のライン等、PCに落とした
画像を丹念に見比べても、やはりどう見ても別物だ。
 いくらオリジナルは摩耗が激しいとはいえ、GFやCPは、果たして
本当に彼愛用のリングなのだろうかと、常々疑問に感じていた。



 実はKeithRichardsのリング、イギリスのCourts&Hackettという
ブランドが彼の誕生日に贈ったリングで、世界中探しても彼と
お揃いのリングは存在せず、オリジナルはKeithが身につけている
ものただ1つだけなのだ(実際は2つ贈ったらしいが)。その事実を
知って以来、私は事ある毎に、Keithのオリジナルと比べても遜色
の無いスカルリングを探し続けた。

 そして出逢ったのが、この"Judgment Ring"である。

 この"Judgment Ring"は、あるシルバーマイスターの方がKeith
のリングをあらゆる角度から研究考察し、"摩耗する以前の新品
の時はこのようなデザインであったに違いない"と製作したリング
である。
 その完成度は、Keithのオリジナルリングを知る人には改めて
説明するまでも無いだろう。そしてこのリングを製作したマイスター
の方は、自らこの作品を"Judgment Ring"と名付けたのだ。

 そう。このリングの存在に"ジャッジ"を下すのは我々であり、製作
したマイスター本人であり、そして・・・・・・・・・・・。

 このシルバーマイスターの方がシルバーで創造する作品群は、
この"Judgment Ring"に限らず、全て"本物"なのだ。



 休日は寝るときも入浴の時も、私の右手にあるこのスカルリング。

 私がジャッジを下したのは、このリングではなく、私自身の価値観
なのかもしれない・・・。
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