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プリウスのLEDヘッドライト [日々雑感]

 今までの車がハロゲンであったので、LEDヘッドライトは随分と
新鮮ではあるが、最初は何か違和感を感じる事があった。乗り始め
て直ぐはその原因が分からなかったのだが、間もなく自分なりに
結論が出たので、今回はちょっとそのあたりを述べてみたい。

 結論として、LEDは照射範囲がハッキリしすぎているようだ。

 ハロゲンは照射範囲以外もボンヤリと照らしてくれるのだが、
少なくともプリウスのLEDヘッドライトにおいては、それが強烈
なのである。つまり照射範囲の境界があまりにもハッキリして
おり、照射範囲以外は全くと言って良い程、明るくないのだ。
 1カ月点検時に、ライトの光軸を限界まで上方へ調整してもらい
かなり改善したのだが、前方斜め方向はやはりハロゲン等に比べ
暗いのである。これはレンズのカットにも拠るだろうが、プリウス
のLEDヘッドライト3灯のうち、2灯はプロジェクター的な造りになって
いるため、前方足元以外は殆ど光が照射されないのである(ちなみ
にMC後のLEDヘッドライトは完全な2灯になっている)。

led_2.JPG
*2012年4月15日ヘッドライト画像追加(&追記)
 消灯している中央寄りの1灯はハイビーム(こちらはハロゲン)。先日
 交換したLEDポジションだか、チップ3つが上に付いており、上方向
 からみれば明るいのだが、正面この角度のphotoだとそれ程の明る
 さは無い。周辺にもLED光を拡散する様になってはいるが、やはり
 水平方向への取り付けを考えた商品と言える。

 LED自体は十分な明るさ、白さがあり、投光量も必要十分なのだが、
照射しないエリアは本当に照射しないので、これがため違和感を感じ
てしまい、なんだか暗いような気がしてしまうのだ。色温度もハロゲン
に慣れた目には、私として無意識に少し違和感を感じているかもしれ
ない。明るい市街地では、ポジションしか点灯していない事に気づか
ない場合もしばしばあったりする。


 照射範囲が"限定的"とまでは言えないだろうが、やはり左右方向
の照射範囲はもう少し拡げた方が良いというのが私なりの感想で、
可能ならフォグランプで補完出来れば理想だろう。
 先述のように、光軸を上方へ上げてもらったが、これは左右で軸線
が違うようで、夜間に前方の壁に当たる光を比べると、対向車対策で
あろうが、左の方がより光軸が上方である事が分かる。それでもやはり
斜め前方の照射範囲は殆ど変わらないので、プリウスのLEDヘッドライト
は基本的にこの様な造りであると言える(LEDはロービームだけで、ハイ
ビームはハロゲンである)。
 
 MC前プリウスの非LEDヘッドライト搭載グレードは、別途でHID化
のキットも発売されており、自身で色温度等納得できる製品を選ぶ
のがBetterであると思うが、MC後はノーマルもHIDになっている
(Lグレードのみハロゲンのままか?)。


 とにかく、LEDヘッドライトは見た目がカッコイイのだが、それだけで
"LED"というデバイスに過度な期待は禁物である。


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