ムサシノモデル 16番 EF57 7号機 [鉄道(模型)]
以前に、鉄道模型に関して"かなりの大物"を予約していると記したが、
ついにその大物が私の手元に来たので、早速ご覧頂こうと思う。
ムサシノモデル 16番EF57 7号機 東北EG仕様
張り出したパンタグラフのためライトの設置位置が低いのが
EF57の特徴だが、このライト位置を正確に再現したEF57の
模型は殆ど存在しない。
大きく前にオーバーハングしたパンタグラフ
(テールライトが上を向いてる・・・これはピンセットで修正した(笑)
超絶的な造り込みの台車
鉄道模型ファンなら、ムサシノモデル製品のクオリティに関しては、
今更説明するまでも無いだろう。
マイクロエースのNゲージEF57が発売された時も3輌購入したが、
私にとってEF57は一番好きな電気機関車である。その広大なデッキ
と前に張り出したパンタグラフ。この威風堂々とした貫禄ある姿の何と
素晴らしい事か(ちなみに近々発売されるKATOのNも4輌予約済み)。
さて、今回ムサシノモデルが発売したEF57は、各号機毎に精密
造り分けがされており、今回発売されたのは以下のモデルである。
基本的にEG仕様は東北本線で活躍した最晩年の姿である。
2号機SG
5号機EG
7号機EG
8号機EG
11号機EG
14号機EG
私もどれにするか、散々悩んだ末に7号機を予約していたのだ。
本来は5号機や14号機あたりが本流かとも思うが、やはり唯一静態
保存されている、王道の7号機を購入した。上のphotoを見ればその
ムサシノクオリティは説明するまでも無いだろう。台車の造り込みは
超絶的であり、屋根上のベンチレータやテールランプの位置まで、
これほど厳密な各号機毎の違いを造り込んだこのモデル、現時点
では16番EF57の決定版である事は疑い様が無い。
EF57は鉄道省(後の国鉄)が昭和15年~昭和18年に15輌製造した
直流電気機関車で、当時の優等列車牽引用に企画された優秀機で
ある。初号機はEF56型の13号機として製造が進められていたが、
主電動機の出力向上に伴い、別形式(EF57)とされた。そのため
この1号機はそれ以降とは形態が異なりパンタグラフが車体中央
寄りというEF56に似たスタイルとなっていて、2号機以降は蒸気
暖房装置(SG)搭載のため、パンタグラフが車体端一杯に設置される
事となったが、戦後は高さ抑制のため、さらに450mm前方に移設
された。それがために、このグッと前に張り出したパンタグラフと広い
面積のデッキを装備した無骨なシルエットは、EF57の大きな特徴と
なっており、見る者に無骨で勇ましい印象を与える事となった。
戦後は改良されたEF58の増備が進み、昭和36年には全機が宇都宮
に転じ、上野~黒磯間での客車牽引に終生従事する事となったのだが、
この宇都宮転属の際に、全機が電気暖房装置(EG)への換装工事を
実施している。
戦前製の機関車とは言え、当時最高の技術と部材にて組み立てられた
EF57は、昭和52年まで普通列車や急行列車等の牽引に活躍したが、
その年の正月帰省臨時列車を最後に運用を外れ、昭和53年秋に全機
引退廃車となった。
現在は宇都宮に7号機が静態保存されており、1年に2回一般公開
されている。私はEF57の現役の姿は知らないが、1度宇都宮の7号機
を訪問してみたいと思っている。
ついにその大物が私の手元に来たので、早速ご覧頂こうと思う。
ムサシノモデル 16番EF57 7号機 東北EG仕様
張り出したパンタグラフのためライトの設置位置が低いのが
EF57の特徴だが、このライト位置を正確に再現したEF57の
模型は殆ど存在しない。
大きく前にオーバーハングしたパンタグラフ
(テールライトが上を向いてる・・・これはピンセットで修正した(笑)
超絶的な造り込みの台車
鉄道模型ファンなら、ムサシノモデル製品のクオリティに関しては、
今更説明するまでも無いだろう。
マイクロエースのNゲージEF57が発売された時も3輌購入したが、
私にとってEF57は一番好きな電気機関車である。その広大なデッキ
と前に張り出したパンタグラフ。この威風堂々とした貫禄ある姿の何と
素晴らしい事か(ちなみに近々発売されるKATOのNも4輌予約済み)。
さて、今回ムサシノモデルが発売したEF57は、各号機毎に精密
造り分けがされており、今回発売されたのは以下のモデルである。
基本的にEG仕様は東北本線で活躍した最晩年の姿である。
2号機SG
5号機EG
7号機EG
8号機EG
11号機EG
14号機EG
私もどれにするか、散々悩んだ末に7号機を予約していたのだ。
本来は5号機や14号機あたりが本流かとも思うが、やはり唯一静態
保存されている、王道の7号機を購入した。上のphotoを見ればその
ムサシノクオリティは説明するまでも無いだろう。台車の造り込みは
超絶的であり、屋根上のベンチレータやテールランプの位置まで、
これほど厳密な各号機毎の違いを造り込んだこのモデル、現時点
では16番EF57の決定版である事は疑い様が無い。
EF57は鉄道省(後の国鉄)が昭和15年~昭和18年に15輌製造した
直流電気機関車で、当時の優等列車牽引用に企画された優秀機で
ある。初号機はEF56型の13号機として製造が進められていたが、
主電動機の出力向上に伴い、別形式(EF57)とされた。そのため
この1号機はそれ以降とは形態が異なりパンタグラフが車体中央
寄りというEF56に似たスタイルとなっていて、2号機以降は蒸気
暖房装置(SG)搭載のため、パンタグラフが車体端一杯に設置される
事となったが、戦後は高さ抑制のため、さらに450mm前方に移設
された。それがために、このグッと前に張り出したパンタグラフと広い
面積のデッキを装備した無骨なシルエットは、EF57の大きな特徴と
なっており、見る者に無骨で勇ましい印象を与える事となった。
戦後は改良されたEF58の増備が進み、昭和36年には全機が宇都宮
に転じ、上野~黒磯間での客車牽引に終生従事する事となったのだが、
この宇都宮転属の際に、全機が電気暖房装置(EG)への換装工事を
実施している。
戦前製の機関車とは言え、当時最高の技術と部材にて組み立てられた
EF57は、昭和52年まで普通列車や急行列車等の牽引に活躍したが、
その年の正月帰省臨時列車を最後に運用を外れ、昭和53年秋に全機
引退廃車となった。
現在は宇都宮に7号機が静態保存されており、1年に2回一般公開
されている。私はEF57の現役の姿は知らないが、1度宇都宮の7号機
を訪問してみたいと思っている。
2012-05-20 21:07
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コメント(4)
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うっひゃーだな(驚 よくもまあこんな高級品を買いましたな、びっくりしました。大物って・・・・ムサシノは想像できんかったわー。
しかしなんだ、旧型電気お好きなんですねー。デッキがすげーなげー(笑
他人の物を羨ましがっちゃいけませんが・・・いーなー、おれもイッチョスゲーの手に入れたいと思っちゃいましたよ。機関車系じゃなくて特急電車系で欲しいのがあるんですわー。ブラス製・・・夢のような話やわー。
by ワイドビュー (2012-05-22 15:38)
ワイドビューさん お久しぶりです。
おそらく私にとって、これが最初で最後のムサシノになるかと
思います(でもEF5861とか出れば、無理してでもゲットしてしま
うかと(笑)。
とにかく、その超絶な出来栄えはそれだけで酒の肴に十分です。
EF57は一番好きなELですが、流石にムサシノ製品なので、
予約した後も本当に"どうしよう・・・"と思っていましたが、やはり
こうして現物を眺めていると"くい無し!"ですね。
*ちなみにEF57は天賞堂のブラスベーシックも所有してます(爆)。
by raist (2012-05-22 21:41)
初めてコメントします。私も先週ムサシノモデルの同じEF57 7号機を購入しました。予約してから2年近く待ちましたが、入手できて感無量です。全体的なプロポーション、細部の作りこみなど、まさに逸品です。ただ一点難を言えば、パンタ碍子の塗りがボテボテしており、塗り分けラインがアンシャープ、固定ボルトの頭まで白で塗ってしまっていることが非常に残念。鉄道模型は車体を上から見る機会が多いだけに、気になる~。なぜピノチオのEF58のようにしなかったのだろう?パンタ部分だけ分解後、再塗装しようかな~。
by よし (2012-05-28 19:15)
よしさん コメントありがとうございます。
確かにパンタ碍子はちょっと厚化粧な感じですね。でも私は
このクラスの16番は初めてなので、あまり気にならなかったり
します。ついに天下のムサシノ製品を所有したという満足感
だけで当分は幸せなので(笑)。
ピノチオ製品は所有していませんが、ショップで見る限りムサシノ
より繊細な造りで、塗装も良い意味で薄いように思いますが、
実際はどうなんでしょう。
by raist (2012-05-30 20:51)