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1年ぶりなんだなぁ・・・ [音楽(ギター)]

 何がって、Liveである。今回は20人ちょっとで都内のLiveハウス
を借りて実施したので、以前よりは小規模でささやかな感じであった。
今回はボサノバや歌謡曲もあったりで、ちょっといままでと違う
雰囲気もあり、その規模も相まって軽く楽しめたLiveであった。

 私はいつものテレキャスで、エフェクターはBOSSのBluesDraiver(BD-2)
のみだったが、店のアンプとギター、エフェクターの相性がバッチリで、
ボリュームとトーンのバランスも絶妙だった。何しろ私の演奏が終った
あと、他の出演者がエフェクターを見にきて、それが普通のBD-2だけ
だと知って驚いていた程である。
 で、肝心のアンプだが、コレが何だか分からなかったのである(汗)
たまに楽器店で見かける事があるようなツイードなのだが、大きさから
して、おそらくは15wW程度のチューブだろう。ちょっと私がリハに遅れ
バタバタしてしまったせいもあるが、今になってあのアンプが何で
あったか気になってしょうがない有様である。

 人前での演奏も1年ぶりであったが、この間あまりギターに触る
事もなかったのだが、またちょっと前向きにギターに触れていこう
と思った今回のLiveである。

歪み雑感 [音楽(ギター)]

 最近BOSSのBD-2がどうもしっくりこない。購入当初は万能に近い
と思い、テレキャスにこれほど合う歪みは他に無いとすら考えて
いたのだが、どうも飽きてきたのかもしれない(オイ・・・)。
 同じBOSSのDN-2はどうだろうか。BOSSのWEBサイトでサンプル
を聴く限り、ちょっと歪みがキツイ気がするように思うが、BD-2よりは
ギターのVOL.でコントロールし易いように感じる。しかしBD-2より
コンプ感がちょっと強いようにも聴こえる。

 他にFulltoneの定番、OCDは以前から気にしているが、OCDは
オーバードライブでもディストーションに近い金属的な感じがして
どうも購入には躊躇してしまう(価格的にも)。

 そんな事を考えつつ、今更ながらRAT2の良さを再認識しているの
だが、そういえばこのRAT2を購入する時、SOBBATのDrive Breakerを
試した事を思い出した。BOSSのBD-2に似た印象だったが、具体的に
どんな音だったか、自分の過去BLOGをもう一度見直してみたりした。
おやまぁ、BOSSの方が好みだと言ってるな<自分(笑)。

 そういえば、Sobbatをブースター的に利用している人が居たのを
思い出した。おとなし目な歪みだったが、レスポールに良く合った
トーンを奏でていたなぁ。

 あと、EP_Boosterを購入するにあたり、D.A.のBoosterも考えた
のだが、ここが出しているパワーサプライが気に入ってしまった。
9Vだけでなく、18V出力も可能なのは素晴らしい(FullDrive2は18V
で使っているし、EP_Boosterも18V対応である)!

 基本的にアンプはフェンダーのクリーン系、歪みは全て足元に
依存する私は、それだけエフェクターの歪みが気になるワケなの
だが、だからと言ってあまりに歪みを追いかけても泥沼にハマって
しまうだけなので、この問題に関しては気にしないようにしてきた
のだが、どうも最近よろしく無い。つまり下手な人間ほど道具に
頼りたがると言うか、基本的にマニアックなRaistであるところの
虫がうずいているようだ(何か日本語が変な気がしてきた)。


 で、結局は何か買ってしまうんだろうなぁ(苦笑)・・・。

雑記的所有エフェクター色々 [音楽(ギター)]

 現在、私が所有するエフェクターは以下である。自分でもこれ
しか持っていなかったのは、改めて意外である。


FullDrive2(オーバードライブ)
BD-2(オーバードライブ)
TubeScreamer(オーバードライブ)
雷雲(ファズ)
RAT2(ディストーション)
DS-1(ディストーション)
PAC9(コーラス)
EP_Booster(ブースター)
A/B&ParaBOX(分岐とか)
pitchblackPoly(チューナー)

 まあ、A/B&ParaBOXとpitchblackPolyはエフェクターとは言え
ないのだが。あと、何だかんだで結局EP Boosterを買ってしまった。
既に多くの人がレビューしているように、クリーンの生音で常時ON
にすると素晴らしくコシのある音がでる。生用とブースト用に2つ欲しく
なってしまった(笑)。
 それはそうと、空間系はコーラスが1つというのも何だか少ない
かもしれない。まあ、リバーブはアンプにあったりするので問題無い
場合が多く、そもそもこのPAC9すら殆ど使った事は無いのが実際で
ある。


 TubeScreamerだが、先日のBLOGでFulltoneに似ているとは言った
ものの、やはりコンプ感の調整や抜けはfulltoneの方が1枚上手である。
勿論Fulltoneの方が色々とパラメータを細かく設定できるので当たり前
かとは思うが、やはり数多のギタリストが絶賛するだけの事はあり、
ブティック系の中では定番のオーバードライブであるのも頷ける。
この上のクラスで定番となると、やはりLandgraffやCENTAURに
なるだろうが、このクラスになると、絶対的な生産数が少ないため、
中古ですらショップであまり見かける事は無い。


 今回の連休は、固定していたエフェクターを全て取り外し、色々と
繋ぎ変えて遊んでいた。その中でもBD-2をTSで持ち上げるとちょっと
好みのトーンが出たり、改めてFulltoneの良さを再認識したりした。
あとはRATをボード置きにするため、ゴム足や電池蓋の部分をどうし
ようかと考えている。ちなみにFulltoneもネジ頭のせいで、そのまま
ではマジックテープが効かない構造になっている。
 両方とも、大きさをあわせた薄い板の四隅にネジ穴を開ければ、
問題なく本体をマジックテープで固定できるだろう。ただ、正確に
ネジ穴を開け、ネジ頭が潜るように加工する必要があるが、はて
さてどうしたものであろうか・・・。
 

 パッチケーブルがもう一本必要なので作ろうとしたのだが、ジャック
が1つ足りない事が分かった。ジャック1つをサウンドハウスに注文する
のも勿体無いので、ついでに生ケーブル(ベルデン9395)を数メートルと
ジャックも10個くらい追加しておくとしよう。1度パッチを自分で作ると、
購入するより断然安いので、とても買う気にならない。何より長さが
自由自在になり、Lプラグも向きを変えられるのは大きい。


 そんなこんなで、今日の更新も相変わらずのRaist的連休の過ごし
方といったところである。


何だかんだで増える物 [音楽(ギター)]

 今月は1本LIVEがあった。当初4月の予定が延びて今月になった
のだが、おそらく今年はこれ1本だけになりそうである。

livehouse.JPG


 今回のLIVEを前に、ちょっとこんな物を買ってみた。結局は当日
に使う事はなかったのだが、定番なので所有しておくのは悪くない
と思っている。
 何だかんだでこういうアイテムが増えるのは、ギタリストの宿命
なのであろうか。

ts808.JPG
Ibanez TubeScreamer TS808

 歪み系定番の1つであり、チューブアンプのブースターとしても評価
の高いエフェクターでる。
 これは発売当時のモデルを再現した現行モデルのリイシュー版で、
古いオリジナルヴィンテージは、驚くような高値で取り引きされている。
 音は良く知られている通り、中音域に暖かさのあるマイルドな歪みで、
決して過激なものではない。ハムでハードに歪ませる事を望む場合は
物足りないであろう。TS808はあくまで真空管サウンドを再現する
オーバードライブであり、ディストーションやファズではないからである。
 このTS808、やはりそのトーンはFulltoneのFullDriveに似た感じであり
(私が所有するエフェクターと比して)、ちょっとツボかもしれない。少なく
ともセッティングはRATの様な微妙さ(?)が無いので、各パラメータが
少々適当でも、そこそこな音を出せるので、イザと言う時に安心して
使えそうであるが、ブースターとして使う場合は、もう少し各パラメーター
の癖を把握しておく必要があるかもしれない(ちなみち私はアンプは
クリーンが絶対でエフェクターで歪ませる派である)。


korg.JPG
KORG pitchblackPoly

 所謂ペダルチューナーである。事前リハの時に同じKORGの
pitchblackを借りて、その精度と利便性に関心したので購入した。
今までは針式とクリップタイプしか使っておらず、このpitchblackを
購入するつもりでショップに行ったところ、今年の春にこのポリフォニック
タイプが発売されていたので、こちらを購入した。

korg_1.JPG

 肝心の使いかってであるが、その精度もさる事ながら、6弦を
ジャラーンと弾いた時、全ての弦チッピがLEDで表示されるのは
ちょっと感動である。勿論、各弦を鳴らせば、即座にその弦の
ピッチを表示してくれる。

korg_2.JPG


 その他として、最近はXoticのEP Boosterやネタ的にBOSSのAC-3
(Acoustic Simulator)などに興味がある。私のボードは基本的に
固定なのだが、もう1枚フレキシブルなボードを用意してみようかと
思う今日この頃である。


にわかベーシストの憂鬱 [音楽(ギター)]

 とりあえず今月2回目のLIVEも無事に終了した。今回は慣れない
ベースでの参加であったが、まあ何とかなったように思う。と言う
かそう考えよう(汗)。

 今回は余興であったのだが、オーディエンスに知り合いが多いの
は非常に演り難かった。私個人としては知人10より知らない人100人
を前にした方がよっぽど気楽で、どうも普段の私を知っている人の前
で演るのは苦手である(特に今回は私が楽器を持っている事自体知ら
ない人も居たようだ)。


 ドラムとギター、ボーカルの音が出ると、殆どの人はベースの音は
まるで気にしないようで、ちょっとコード進行をトチってしまったのだが、
それに気づいたのは横のドラマーだけのようである。
 LIVEのたびに思うのだが、意外と聴衆は演奏者のミスに気づかない。
確かに私も人の演奏でミスがあっても気づかない事が多い。素人でも
ハッキリとミスが分かるのは、演奏者が"ヤベッ"ってな顔をして音を
止めてしまう(演奏が抜けた)場合であろう。コレは誰が見てもミスを
したのが分かる。慣れれば少々音が外れても近い音をそれらしい顔を
して出していれば、アレ?とは思っても、そんなもの(表現)なのかと
流してしまう事も有り得たりもしたりする。

 こんな事を言っていると真面目な演奏者に怒られてしまいそうだが、
今回は知人が多く、ボーカルである主役の晴れ舞台であったせいか、
ベース担当としてコード進行を見失いかけたのがちょっと悔やまれる
がゆえである。実際にその場はロングトーンで乗り切ったのだが、
本来はベースにとってそこそこに忙しい曲であったため、その曲を
よく知っている人は気づいただろう。


 それにしてもベースとは恐ろしい楽器である事を実感した今回、
ミュージシャン(ってオイ!)として、まだまだ精進が足りないなと
心底実感した次第である。



*ここしばらくベースばかりだったので、左手が"ベースモード"に
 なってしまっている。"ギター手"にリハビリしなくては(笑)。


タグ:音楽

素晴らしきかな! [音楽(ギター)]

 とりあえず今月1回目のLIVEは無事に済んだのだが、ドラムのペース
が若干走ってしまい、私のソロがちょっともたついてしまったのは我なが
ら修行不足の感であった。まあ走りやすい曲ではあったし、ドラマーも
それだけノッていてくれたのだから、それはそれでOKだろう。と言うよりも、
私が出だしのギターで既にテンポが速かったのかもしれないのだが(苦笑)・・・。



 LIVEと言うのは良い物である。音楽という共通項を通じ、そこにいる
全員が同じ楽しみを共有する。

 ステージに立ち、人前で演奏するのはそれなりに緊張するもの
であるが、不思議と私はそれ程緊張する方ではなく、まして人様
からお金を頂いて楽曲を提供するプロではないので、緊張以上に
良い意味でのワクワク感の方が大きいのである。
今回も基本的に参加者全員が素人だったのだが、中には初めて
ステージに立つ人もおり、まして知り合いを多く呼んでいる人はかなり
緊張していたようだが、そんな人でも出番が終わるとホッとしていると
言うよりも、充実した表情である場合が殆どで、また機会があれば、
是非やりたいと言う。

 ステージで得られるアドレナリン。これ以上の物は無いと言った
のはTheWhoのロジャーだったと思うが、私達のような素人バンド
ではそれ程までに悪魔的な空気になる事もなく、実に和気藹々と
した空気感である。老若男女、同じジャンルの音楽が好きな人達
同士で自然と話が弾んだり、そのまま新しいバンドの話しになった
りで、次回は一緒にコレを演ってみようかと、そんな雰囲気で、
出番が終わった人たちは軽く呑みながら他の演奏を楽しんでいる。

 色々な人たちが集まるので、リハーサルは当日の朝から夕方前
の開演までぶっ通しで、出番の遅い人たちは朝から晩まで拘束さ
れるせいか、全て終わった後は皆疲労困憊であるので、この時間割
だけは今後に向け要改善であるかとは思う。


 とにかく、次は某LIVEハウスでの余興でベースを弾かねばならず、
むしろこちらの方が知人も多くてプレッシャーを感じているのだが、
まあなんとかなるだろう。演奏する人がガチガチになっていては、
聴く人たちも引いてしまうし楽しめないのだから。



 おそらく、言語よりも遥か以前から、音楽は人類の間に存在して
いたのだろう。だから音楽は素晴らしい表現手段であり、伝達方法
であり、そして芸術作品なのだと思う。

 だから音楽は最高に素敵なのだと、私はそう信じている。



タグ:音楽

定番の歪みを1つ [音楽(ギター)]

購入してみたので、ちょっと紹介してみようかと思う。


 実は2月にまたLIVEハウスのステージに立つ事になったのだ。
私が演るのは1曲だけなのだが、出る事が決まった段階で今回
はエフェクターをどうしようかと考えた。
 基本的にディストーションを使うつもりなので、KatanaSOUND
の雷雲を使ってみるかと思ったのだが、雷雲はボードにネジ止め
してあるので外すのが面倒くさいし、わざわざボードを持って行く
程でもないので、何か1つ購入しようと思った次第だ(もっとも雷雲
はディストーションと言うよりファズである)。


procorat2_1.JPG
Proco RAT2


 ギター弾きにとってはかなり定番なディストーションで、今更
なエフェクターである。通販で安い並行品をと思っていたのだが、
他にも気になるエフェクターがあったので、今回は楽器店で試奏
してから購入した。
 比較検討したのはSobbatという京都のハンドメイドエフェクター
メーカーの物で、DriveBreakerの1と2である。このエフェクター、
なかなか店頭に置いているショップがないので、まずはショップ
巡りからと相成ったのだが、幸い私の日常行動範囲にある島●楽器
にあったのは幸運だった。試奏の際、店員氏は試奏用にあるSSH
のギターを用意したので出来ればシングル、可能ならばテレキャス
が良い旨を伝えたところ、何と●村楽器の店員氏は躊躇う事なく
壁に掛かっている売り物のテレキャス(Fendar)をセッティングして
くれた(感謝)。ちなみに試奏用のアンプは大定番のJC-120である。



 今回試奏したRAT2とDriveBreaker1はディストーションなのだが、
DriveBreaker2はオーバードライブである。
 まずDriveBreakerに共通して言える事は、RATに比べONにした
時のノイズが大きいという事である。トーンコントロールもBassと
Trebleの2バンドなので、より細かい音造りが可能であるのだが、
どうも個人的にこのトーンコントロールの効き方が好みではなく、
一定の周波数帯の音量を増幅する様な感じではなく、ただ大きく
なるだけと言うボリュームコントローラー的な印象であった(勿論
ブースターとイコライザー、Vol.コントローラは全く違うものである
のは理解しているが)。
 まず最初にオーバードライブのDB2であるが、やや歪みの粒が
粗い感じで、この演出自体は好みであるのだが、この方向性なら
BOSSの名機であるBluesDriver(BD-2)の方が個人的には良い
と感じた。サウンドはバリンとした感じで、そのトーンコントロール
の性格もあり、方向性はとても分かり易い印象である。
 ディストーションのDB2は意外と粒が細かく、かつキラキラした
感じであるが、何となく私は"軽い感じ"に聴こえたのが自分でも
意外である。サスティンもそれなりに有り、かなりメタル向きな音
であるようで、おそらく設計者の意図もその方向を向いているの
ではないかと思う。この歪みにハマる人は、これ以外使う気がし
なくなるような性格のエフェクターである。もっともキラキラと表現
したものの、比較対象がRAT2であった事が大きいかもしれない
事だけは考慮する必要があるだろう。

 総じてSobbatのDriveBreakerは、製作者の考えている方向性
がとても良く分かるエフェクターで、感性がこの音を求めている人
にとっては非常に魅力的なエフェクターであると言えるだろう。



 RATは80年代に登場したディストーションで、年代によって使用
しているパーツに違いがあるため、音色もその年代とモデルにより
違いがある。定番の人気者であるため、"何年モデルの音が最高!"
といった拘りを持つ人も多く、人気のモデルはプレ値で取り引きされ
ているようだが、私はそれ程には歪みの音色に拘りは無く、その
時点でイメージに近ければそれで良しなギタリストなのだ。
 さて今回私が購入したRat2、筐体が手前に傾斜している一番
新しいタイプで、ロゴの"A"の中が白く塗りつぶされている。
このモデル以前は筐体の傾斜が無く、"A"の中も塗りつぶされて
はいない。世間的にはこの"2"になって音色の性格がかなり変化
していると言われている。RATファンの間では、基本的にRATは
80年代の物が一番良いとされているようだ。
 この現行RAT2のサウンドだが、少なくともDB2よりはバリっと
して粒も粗く、稀にファズを使うだけで普段ディストーションを使わ
ない私にとっては、非常に攻撃的なオーバードライブの様にも聴こ
える。DB2よりはコンプが効いている感じで、ニュアンスの表現は
DB2より弱い感じである(もっともディストーションにニュアンスを
求めるのも変だが(汗)。Filterを絞れば、所謂"モーモーFUZZ"的
な音になるが、ディストーションのレベルは全体を通してそれほど
レンジ幅は無く、劇的な変化は感じられないが、これはもっと使い
込みつつ、ブーストしたりさせたりで印象が変わるかもしれない。
 物理的な使い勝手は良好で、各ノブの距離は程よく回す時の
手応えも丁度良い。筐体の造りもガッチリしているが、ノブの
大きさを含めて少し厚みが有り、ギターバッグのポケットへ気軽
に突っ込むのはちょっとな感じだ。また電池ボックスの蓋は1ハン
ドスクリューになっているので、簡単に手で外せるのは高ポイント
である。ただしこの様な筐体の造りなので、体積に比してこの重量
はマイナスポイントであろうか。

procorat2_2.JPG
手で外せるこのタイプの電池蓋は好感が持てる
ちなみにRATはセッティングが難しいペダルと言われているが、
私はまだ修行が足りないせいか、それほど厄介な奴だとは感じ
ない。

 RAT自体は、やはりシングルにこそ合うように思っているの
だが、これは私がテレキャスLOVEな偏屈ギタリストだからかも
知れない。確かにテレキャスでは少々硬質なトーンかもしれな
いが、RATの持つ個性はテレキャスのトレブリーなキャラを良い
意味で更に引き立ててくれるように思う反面、ハムのレスポール
を弾く人の耳に、テレキャス&RAT2はややもすると尖り過ぎに
感じるのもまた事実だろう。
 とりあえず、自宅アンプのFenderBluesJuniorに繋げた今は、
ディストーション10:30、Filter11:30位置で鳴らしているのだが、
アンプのトーンと合わせてまだ色々と試してみるつもりである。

 

 ProcoRAT2。歪み系はエレキギタリストにとって永遠のテーマで
あると言えるが、このエフェクターは定番ディストーションとして、
とりあえずは持っていて間違い無い品だろう。万が一このRAT2を
今後使う事が一切無くても、RAT2は所有しているだけでギタリスト
に安心感を与えてくれる、非常に稀有な定番ディストーションで
あると言える。
 
 
タグ:音楽 ギター

音楽を嗜む(楽しむ)ための道具 [音楽(ギター)]

 見ての通り、これは"ベース"である。

sr500bm.JPG
IBANEZ SR500 BM


 基本的に私はギタリストである。ベース等という曲を転がさねば
ならない責任重大なポジションは、私の様な人間に勤まる筈も無い。
 このベースはあくまでリズムとアンサンブルのトレーニング兼、
気分転換用に購入したもので、バンドアンサンブルの中で弾いた
事はまだ無い。

 私の個体だが、シールドの抜き差しが異常に固く、SR500のような
アクティブPUを搭載しているベース(ギター)は、このジャックがPUの
スイッチを兼ねているので、こんなもんかと思っていたのだが、抜く際
はペンチを用いなければならない程なので、いくらなんでも硬すぎるの
ではと思い、メーカーに問い合わせてみたのだが、おそらくは製造誤差
と相性が原因であろうという事で、購入した楽器店経由でメーカーへ
点検に出し、結果的にジャック交換してもらった。保障期間内であった
ため、送料込みで\0円であったのは嬉しかった。


 自宅でベースを鳴らす時に使っているアンプは小型のソリッドで、
まあこのタイプとしては定番と呼べるコイツである。

fjbassboy.JPG
Fendar JAPAN BassBoy

 このクラスのアンプに一定以上のサウンドを求める事がそもそも
間違いであるが、それでもちゃんと"ベースの音"が出るのは大した
ものだ。筐体そのものはバスレフになっており、3バンドのトーン
コントロールを色々と調整すれば、自宅内では十分に納得できる
音が出る。そしてアンプの後に購入したエフェクターがコレである。

bigmuffbass.JPG
BASS BIG MUFF

 当然だが、RollingStonesと並びTheWhoを崇拝する私にとって、
ベースサウンドを歪ませるのは当然と言える。

 先述のように私はギタリストなので、あまりベースサウンドのトーン
に気を配った事が無いため、このペダルのサウンドに関しては、あまり
偉そうなインプレッションを記す事は出来ないのだが、原音と歪みを
MIXさせたDRYサウンドは如何にもジョン・エントウィッスルな気分を
味わう事が出来る(最もアンプがBassBoyではあるのだが(笑)。


 SR500をスタジオで鳴らした事が無いので、そのポテンシャルは未だ
私にとって未知数なのだが、高中低のboost/cutが可能で、しかも
中音域のピークを250/600HZと切り替える事も出来るため、音造りの
幅はかなり広いだろうと思う。ネックはジャトバとブビンガと呼ばれる
木材の5ピースラミネート構造という懲りようだ。それにネックも細身
で握りやすく、何より小ぶりなボディは驚く程軽い。私の様なベース
初心者にも扱いやすいので、これからベースを始めようと考えている
人にもお勧めだろう。
 ただ、個人的にはもう少しフロントとリアのPU間隔が広ければ良い
のではと感じている。具体的にはリアがもう少しブリッジに寄っていた
方が、サウンドのバリエーションが増えるように感じている。
 ちなみに、多くのギタリストはベースを弾く際にピックを使うが、私は
指弾きである。



 ギタリストの手慰みには少し過ぎた1本だと思うし、今回のblogで
はサウンドに関するインプレッションも無く、ただハードの説明に
終始した内容になってしまった。"Ibanez SR500"でこのblogに辿り
着いた方には無意味な内容であったかと思うが、それでもコスト
パフォーマンスに優れた1本である事は断言できる。



 これからはギターだけでなく、この低音楽器という手段ツール
でも、ロックやブルースを楽しんでいこうと思っている。



タグ:音楽 ギター

I Love Telecaster! [音楽(ギター)]

 久しぶりにこいつの弦を張り替えた。全く数ヶ月ぶりである。


tel1.JPG
Provision製テレキャスター
私にとって一番使用頻度が高いギターである。


 私はGibsonのVR-10を愛用しているのだが、これが何時もショップ
にある品ではなく、見かけた時にまとめ買いしている。時には通販
を利用しているのだが、送料を加味するとちょっと割高になってし
まう事もあり、なかなか思う様なタイミングで弦交換できない事も
しばしばであるが、まぁ私はプロのギター弾きではないので、それ
ほど神経質になる必要も無いと思っている。

 頻繁に使うギター4本のうち、5弦OpenGの1本に関してはErnieBall
の弦を張っているのだが、理由はKeithのミカウバーに倣っての事で、
スケール(太さ)もKeithに合わせている為、バラ売りされていない
Gibsonの弦を使用する事が出来ないのだ(お金に糸目をつけなけれ
ば可能だが)。それにKeithもErnieBallを張っているとの事である。
 ギターの弦は基本的に6本セットで売られているため、これをバラ
で揃えるとかなり高価なものになってしまうのだが、5弦OpenGで
可能な限り"あの響き"を再現するには致し方無いところではある。


tel2.JPG
FENDAR JAPANテレキャスター(5弦OpenG仕様)
1986年製で去年初めてリフレットした。
所謂"ミカウバータイプ"である。


 テレキャスターと言うと、どうもボーカルがコード弾きの伴奏用
に使うギターと言うイメージがあり、結果的に"パワーが無いギター"
と思われる事が多い。
 どうしてどうして、実際のテレキャスターは非常にパワフルで、
ややもするとその扱いに手こずってしまう程のキャラクターを持った、
非常に強い個性を持ったギターなのである。

 基本的にテレキャスターは高音よりで、どちらかと言えば耳につく
"ジャリ~ン"と硬質な音を出すトレブリーな暴れん坊である。ギター
の入門書等には"初心者には向かない"とまで書かれる事すらある。
つまり言い換えれば、バンドアンサンブルの中で決して"埋もれない"
音を出す事が出来ると言える。
 結果的にボリュームを絞ってもその音が他の楽器に呑まれないので、
ボリュームを絞った状態で、ボーカル担当が歌いながらの伴奏に最適
なギターであると言う訳である。 

 なぜその様な音が出るのか。それはギター本体の構造やパーツの
材質とその取り付け方等、色々と物理的な理由があるのだが、それ
を説明するとキリが無いので、私のblogでは敢えて割愛させて頂くが、
興味のある人は色々なサイトで調べてみるのも面白いだろう。




 最後に一言。間違ってもテレキャス使いに"それって伴奏用?"等と
言わないようにして頂きたい(笑)。


タグ:音楽 ギター

恐れ多くも勿体無くも [音楽(ギター)]

 私ごときが弾いて良い1本ではないと思っていたので、
もっぱら観賞用に近い扱いであった。時々ケースから
出し、スタンドに立てかけてはニヤニヤと眺めていた


peteles.JPG
Gibson LesPaulDX PeteTownshend #3



 TheWhoの全盛期、70年代中ごろにPeteが愛器としていた
LesPaulDeluxe。ミドルにDiMarzioのハムバッカーをマウントし、
さらにコントロールノブの上にあるスイッチでこのハムをタップさせ、
ブリッジ側のスイッチでフェイズアウトさせる事が出来るという、
なんとも個性の強いシステムを搭載しているのである。4つの
ノブはそれぞれのボリュームとマスタートーンが1つとなっている。
 そしてボディに施されたナンバリングが、Peteモデルである
事のアイデンティティを強烈に主張している。当時Peteの愛器
は#1~#9まで存在したのだが、ご存知のように当時のPeteは
Stageでギターを頻繁に破壊したので、修復不可能となったNo.
は何度か代替わりしている(特に#4)。

 このシグネチャーモデル、とても高価なギターなのだが、
私はちょっと信じがたい現金特価で新品を入手した。その後
色々なショップでかなりの値引きがされ始めたのだが、それ
でも直ぐに店頭から消える事は無かったので、その個性的な
システム故に敬遠する人が多かったのだろう。また私個人と
しても、TheWhoの日本における人気と知名度の低さを、改め
て思い知らされた感じがした。
 確かに扱い難いシステムではあるが、純粋にGibsonの
Custom製品である事を考えれば、値引き後の価格はかなり
お得であったのは事実だと思う。


petehead.JPG
ヘッド裏には"Pete Townshend"のシグネチャーが入る



 このPeteTownshendシグネチャーのレスポールDXであるが、
#1(ワインレッド)、#3(ゴールド)、#6(チェリーサンバースト)の3本、
それぞれ75本がCustomShopによる限定生産であった。ヘッド裏
のシリアルNo.は#1からの通しNo.になっているので、#3の最若番
はNo.076になる(と思うが、それはNo.000が存在しなければの話し
である)。




 さて、このLesPaulDX PeteTownshend #3。まずミニハム
の音、これがなかなかに枯れたトーンで、中低音を絞ると
テレキャスの様な音を奏でる。元々ミニハムはパワーの無い
PUであり、普通のハムに比べ全体にレンジを削られたような
音色なのだが、それでも明らかにシングルよりは芯のある
ハムの音を奏でてくれる。ボリュームを絞るとシングル的な
音に変化するのだが、先述のように元来パワーが無いPU
であるため、ボリュームでクリーンと歪みをコントロールしよう
とすると、明らかに途中からギターのキャラクターが変わって
しまう。勿論それを理解した上で使いこなせば、それだけ変化
に富んだトーンでのPlayが可能であるとも言える。

 そこでこのPete#3、ミドルのハムの使い方がポイントに
なってくる。このミドル、非常にパワーがあり、ボリューム
をフルにするとミニハムの存在が完全に消えてしまうので、
このDiMarzioをフェイズさせたりボリュームをコントロール
する事で、かなり多彩なトーンを出す事が出来るのだ。元々
Peteはフィードバックを使いたいがため、ミドルにパワーの
あるハムをマウントさせたと聞いた事がある。確かに当時
の彼のPlayを観ると、歪みやトーンは基本的にアンプの
コントロールで制御し、ソロ時はFUZZ系のペダルのみで
ある事が多いのが分かる。つまり"太い音"でバッキング
する事を求めていないのであり、そもそもそれを求めるなら
ミニハムを搭載したDXなど、使うワケも無いと言える。
 Peteのギター遍歴を見ると、やはり彼自身はシングル
の音の方が好みであるように思う。この70年代中期という
時代は、ハードロックの表現が飛躍的に進歩した時代でも
あるため、そのニーズに合わせる(彼自身もアンサンブル
の中でもう少し太い音を求めていたのかもしれない)ため、
ミニハムを搭載したLesPaulDXを使ったと言えるだろう。
事実、このLesPaulDX、その見た目も非常に個性的である
せいで、Pete=LesPaulDXのイメージが強くなってしまって
いるが、それ以前に同じくGibsonのSG、それもP90を搭載
したモデルを愛用していた事実も考え合わせると(ファンに
とってはSGのイメージの方が強いのだが)、過激な音は欲しい
が"ボリュームのある太い音"はあまり好みではないのではな
いだろうか。
 この後、70年代後期から80年代初頭にかけ、ハムを2基
搭載したSCHECTERのテレキャスを使っていた時代がある
のだが、この後同じタイプのギターを使う事は無いので、この
SCHECTERテレは彼のギター遍歴において、少し特殊な
位置付けであると言えるかもしれない。最も彼自身の耳の
具合による部分もあったのかもしれないが・・・。




 このPete#3、本格的に使い始めたのは最近なので、まだまだ
色々と試してみる事はあるのだが、この個性を最大限引き出す
事ができれば、かなり色々なジャンルにオールマイティで使える
のではないかと考えている。

 やはり楽器は音を出してあげてこそである。これからはもっと
普通にこのLesPaulを弾いてやろうと思っている。


タグ:音楽 ギター

リフレット [音楽(ギター)]

 11月上旬に、人前で演奏する事になった。決まったの
は9月なのだが、それに向けてギターを1本、調整を兼ね
てリフレットする事にした。
 ところがその料金が予定の3倍にもなってしまい、ちょっと
堪えている今日この頃である。

fendartele.JPG

 ギターはFendarJapanのテレキャスターで、フロントにハム
を搭載し、ネックはメイプル。ボディはバタースコッチに近い
色合いである。当然6Wayブリッジなのだが、6弦のコマを外し
5弦とし、Openチューニング用として使っている。
 そう、もはや説明するまでも無いのだが、これはStonesの
Keith仕様専用の1本として使っているのだ。

 以前に2回ほどフレットの摺り合わせをしているのだが、
さすがにこれ以上の摺り合わせは無理があるので、今回
フレットの打ち直しをする事にした。ついでにネックと
電装周辺のチェックをしようと思い、近くの楽器店に出し
たのだが、リフレット代に調整費、検査の結果リアPUから
音が出ていないのでコレも交換するとの連絡があり、かなり
凄い金額になってしまった次第である(リアPUの故障は大い
に"?"だが)。


 周りも"それはちょっと高すぎる"と言っているのだが、
本番で演奏する曲でどうしても5弦のOpenGチューニング
を使いたいので、私自身も今回の金額には大いに不満(と疑問)
を感じつつも、その料金で承諾してしまった。もっと安価で
良い仕事をしてくれる職人肌の工房もあるのだが、この様な
工房に出すと数ヶ月は待たされてしまう。
 なら他のギターを5弦にして使えば良いのだが、そこはこの
blogを定期的にチェックしている方々ならご存じのように
”阿呆な漢”ゆえ、"この曲にはこのギター!"という拘りを
捨てられないのである(笑)。


 兎に角、ギターは既に私の元へ戻って来ているので、
あとはコイツと無事に本番を終える事だけを考えている
今日この頃である。

タグ:音楽 ギター

手作りとコストと音質と [音楽(ギター)]

 今回はギターのケーブル、シールドである。

ギターケーブル.JPG
BELDEN9395 & SWITCHCRAFT & kester 44


 今年の3月8日のblogに記したエフェクターボード(↓)で
あるが、A/Bboxからチューナーに接続しているシールド
以外は全てお手製である。
エフェクタ.JPG




 エフェクターボードを見れば分かるように、このサイズ
に全てのエフェクターを収めるにあたり、私にとって市販
の接続用ケーブル(パッチケーブル)では長すぎるのだ。
 市販のパッチは殆どが30cmか15cmであるため、この様に
小さいスペースに利用するには些か長すぎる。さらにFullTone
とBluseDriverの接続部分と、雷雲とMAXONの接続には、市販
のLLプラグタイプではプラグの向きを180度回転させる必要が
ある。市販の短いパッチを捻ってしまうと、パッチ本体や
プラグの接続部分が断線してしまう可能性も高く、何より
パッチケーブルをこれだけ揃えると、そこそこの価格に
なってしまう。
 この手のケーブルは、所詮プラスとマイナスをプラグ内部
の端子にハンダ付けしてあるだけで、特別な加工や工作が必要
な訳では無い。ならば自分で作ってしまえば良いと思ったのだ。
 web等で調べてみると、特段電子工作の知識が必要な訳でも
無く、やはり簡単なハンダ付けで製作可能である事が確認でき
たので、特に悩むでもなく自作する事に決めたのだ。


 プラグとハンダはSWITCHCRAFTとkester44が定番らしいの
だが、問題はケーブル本体である。
 未加工の生ケーブルであるのは当然なのだが、種類が多く、
自分好みの音質に近いケーブルを、web上の文字情報だけで
選択するのに時間がかかってしまった。メーカーは大定番
なのでBELDENに決め、さらにそのBELDENでも、どのケーブル
にすべきかで迷ってしまった。
理想は全てのケーブルを試す事なのだが、私は全種類を購入
して、一度試してから決定するほどのブルジョアな人間でも
なく、はたまたプロとしてスタジオレコーディングする訳でも
ないので、これまたweb上でその音質を調査したのであるが、
私なりに違いを纏めると、、、

・8412
  ドライブさせた時の太いトーンがパワフルなソリスト向き。
  ハイポジションの音は苦手。レスポールとマーシャルで
  バリバリ弾く人に向いている。とにかくロックでパワーを
  求める人に。

・9395
  コードの鳴りが良く、全ての音域でハイレベル。ただ
  ドライブさせて一歩前に出る音は8412に負ける。
  ストラトに良く合い、バッキングメインの人向け。クリーン
  でもドライブでも問題無い、優等生なオールラウンダー。

・9778
  兎に角素直。音質はギターとアンプに依存するため、
  機材を選ぶ。エフェクターやアンプによって音が全く
  変わってしまう。機材のテストやエレアコ向き。
  このケーブルの後だと、9395の音はかなり"しっかり"
  している。



 私のメインギターはリンディのPUを搭載したテレキャスな
ので、アンサンブルに埋もれにくい"ジャリ~ン"としたトーン
を出す。私自身も"オレがオレが"でソロを弾きまくるタイプ
ではないので、コード弾きが素直で、どの音域でも色を付け
ない音を出し、ストラトでもレスポールでも、どの様なタイプ
のギターでも、そのギター特有の個性を素直に出してくれる
(であろうと思われる)9395をチョイスする事になった。

 
 生ケーブル、熱収縮チューブ、ジャック、ハンダ。全て
通販でまとめ買いした。自宅の物置にあったハンダゴテは、
通電しても全く熱を持たない(つまり壊れてる)ので、これ
だけ仕事帰りにハンズで購入した。
 実際の製作だが、思っていた以上に簡単である。生の
ケーブルの被膜をニッパーで剥き、先を捩ってジャックに
ハンダ付けするだけだ。そこに熱収縮チューブを被せ、熱を
加えて収縮させるのだが、webの情報通りドライヤーを使うと、
これがなかなか縮まらない。それに1000wのドライヤーを使い
続けると電気代もバカに成らなので、途中からZIPPOを使って
収縮させた。こちらの方が圧倒的に効率的である。

 コストの面でも、自作は有効な手段である。パッチの
価格を知っている人ならば、ジャックと生ケーブルの
価格/mを比べれば、如何に自作がコストパフォーマンス
に優れているか分かるだろう。
 ただ、ハンダゴテ等の工具を持っていない場合、当然
だが初期投資がかかってしまうのは致し方ない部分では
ある。私の場合、利用した通販ショップでハンダのm売り
が無かったため、ポンドで1ロール購入したのが予想外の
出費であった。



 コストと音質。シールドの自作は、これらを両立させる
上で最高の解決策であると思う。

タグ:音楽 ギター

クオリティを向上させるという事 [音楽(ギター)]

 多くのギタリストは、自分が使う弦の事をもっと考えるべきである。

 ヘタレなギタリストであっても、ある程度のレベルで弾きたいのなら、
それなりの楽器が必要であるのは以前に述べた通りである。
 当然だが、ギターは弦を張らなければ弾く事が出来ない。そして
その弦も、やはりある程度のクオリティが必要であるのは言うまでも
ない。

vr10.JPG
Gibson Vintage Reissue VR10-46



 私が愛用している弦は、GibsonのVintage Reissueである。
スケールは10~46だ。あまりショップで見かける事がなく、
いつも通販で購入しているのだが、先日行きつけの楽器店で
見つけたので、棚にあった3セットを全て購入してしまった。
 このVintage Reissue、音質が太くて柔らかく、音の劣化
が少ないのが良い。チューニングもはやい時間で安定し、
弦を落ち着かせる為にジャカジャカやる必要も殆ど無い。



 この弦を使い始めた理由なのだが、私が所有するGibsonの
ES-355(w/Bigsby)に張ってあったのだ。出荷時に張ってあった
弦の種類など気にしていなかったのだが、355の弦を最初に張り
替えた時、どうも音が違う。弾いた感じから10-46スケールで
あろう事は感じていたので、某メーカーの10-46を張ったのだが、
明らかに音が硬い上に"シャラ~ン"と軽い感じになってしまった。
Gibsonのサイトで出荷時に張ってある弦を調べたところ、Gibson
純正のVR10である事が分かったので、それ以来ほかのギター
にもVR10を張っているという次第である。

 Gibsonの弦は、50年代と同じピュアニッケルをコアに巻き付け
る事で、当時と同じ音を再現している。原料であるニッケルの
質もよく、ワウンド弦の芯は多角形スチールという手の込み様だ。
しかも芯線とプレーン弦は、製造過程で張力をかけているのが
素晴らしい。これが為、チューニングの安定もはやいと言う訳だ。
 少々高価な弦ではあるが、価格はその時の為替相場で変わるよう
だ。箱の中で弦は1本づつ真空パックされているので、長期間
ストックしているからと言って、パッケージの中で弦が劣化
する心配は無い。



 私も10代の頃は、経済的な理由からいつもショップで1番安い
弦を買っていたのだが、そのクラスの弦は当然品質も価格相応で、
張ってるそばから音質が劣化して行く。それも張り始めは耳に
痛いほど"キャリ~ン"としたトーンなのだが、張り終わって30分後
にはもうトーンがボヤけ始めてしまい、しかも切れやすいとくる
(ちなみにVR10は切れた事が無い)。あまつさえ切れた時は(経済的
理由から)そのスケール1本だけ買って交換していたのだから、
チューニングが安定する訳も無いし、正しいチューニング音が
身に付く筈も無い。もっとも、当時の愛機は購入したショップ
で一番安いギターであったので、ブリッジやナットの加工精度
が弦の耐久性とチューニングの安定性に影響していた可能性も
大きいとは思うのだが・・・。




 GibsonのVintage Reissueシリーズ。この弦はギターの
アビリティを上げ、結果的に楽器全体のクオリティを
1ランク上げてくれる。

 たかが弦 されど弦

 ギターの能力を引き出すのは弾き手である事は言うまで
もないが、自らのレベルを上げる手段として、良い弦を張る
事は決して無駄な投資ではない。
タグ:音楽 ギター

一定以上のレベルを望むなら [音楽(ギター)]

 ヘタレなギタリストでも、ある程度のレベルで弾きたいの
なら、それなりの楽器が必要である。この理屈は楽器に限らず、
あらゆる趣味実用にあてはまる。



provision-tel.JPG
PROVISION製オーダーメイドテレキャスター


 PUはリンディ・フレーリン、ブリッジはゴトー、写っていないが
ペグはシュパーゼルのロックタイプである。そう、このテリーはKeith
の愛機を模しているのだ。

 Keithのテレキャスターといえば、バタースコッチカラーのミカウバー
が有名だが、ミカウバータイプはFenderJAPANのモデルを所有している。
 その他に所有しているギターもソリッドな単色が多いので、ふと3T
サンバーストのギターが欲しくなり、どうせなら思い切ってKeithと
お揃いにしてみようと思った次第だ。
 


 このテレ、Keithの愛機を模しているため、フロントPUはカバー
レスで、若干ブリッジよりにマウントしているのが特徴である。
このフロントPU、KeithのオリジナルはGibsonのPAFらしいが、
使い勝手を考えて、リアと同じリンディで揃えている。他には
ペグをシュパーゼルのロック式に、ヘッドのテンションピンは
波形タイプを2つナット寄りにセット。ブリッジは当然ブラス
6Wayである。ちなみにKeithのブリッジはSCHECTER製らしい。
 塗装では3Tのカラーリングで中間のオレンジ色部分を細くし、
全体に明るめにしているのが私なりの拘りだ。
 ボディはライトアッシュで、一般的なテレのイメージからする
と驚くほど軽く、細めのストラップで長時間弾いても肩が痛くなる
ような事は無い。ちなみにFendarJAPANのミカウバータイプは
ホワイトアッシュで、かなりの重量級である。
 またネックはメイプルに"メイプルラミネート"である。これは
当然Keithのオリジナルに倣っての仕様で、当時のオリジナルFendar
においてもメイプルネックは受注生産品であるため、大変レアな
仕様であると言える。

 肝心の音色だが、リンディのPUが成せる技か、はたまた乾燥
が完璧なライトアッシュボディの賜か、とにもかくにも"ジャリ~ン"
としたいかにもテレな音で、ある意味では今時のテレよりテレらし
いトーンを響かせる。逆に言えば少々じゃじゃ馬的ではあるの
だが、それゆえに騒がしいアンサンブルの中にあっても埋もれる
ような事が無い(まあ、弾き手のレベルが低いがゆえに、手を
焼いているに過ぎないとも言えるが(苦笑)。




 決して安い金額ではなかったが、同じクオリティのギターを
メジャーなメーカーに求めれば、倍近い価格になるであろう
事は間違い無い。
 このPROVISION製テレキャスター、これからも私にとって
メインの1本であり続けるだろう。

エフェクター [音楽(ギター)]

エフェクタ.JPG



 とりあえず今はこのボードのみで、自宅やスタジオ、全て
コレで通している。他にはBOSSの85年製distortion(DS-1)を所有
している。一部でこの年代のMade In Japanはプレミアが付い
ているようだが、このDS-1は当時新品で買った物だ。



 右下のA/B BoxでAMPとTUNERに分岐させている。

 A/B→TU-15(Tuner)
 ↓
 FullDrive2(10thAnv)
 ↓
 BluseDriver
 ↓
 雷雲(Fuzz)
 ↓
 PAC9(Chorus)

 FullDRVのコンプカット機能だが、そのままだと音量の跳ね上が
りが大きいので、BluseDRVのクリーンブースターとして使っている。
勿論、FullDRV単体でも大いに活用しているのだが、やはり一番
利用頻度が高いのはBluseDRV。個人的に、テレキャスとは最高
に相性が良いエフェクターだと思っている。
 また右上のパワーサプライ、GATORは18V供給用の口が3つあり、
FullDRVに18Vを供給させている。

 
 このサイズのボードにこれら全てを収めるにあたり、パッチ
とメインのケーブルは全て自作した。BELDEN9395にスイッチ
クラフトのジャック、ハンダはKESTER44と定番で固めている
(音的にはGeorge L'sの赤が好きなのだが・・・)。



 まあ、下手くそほど道具にお金をかける典型である訳だ(笑)。

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